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二世帯住宅で暮らす/二世帯住宅入居者の声

どう変わった?同居20年目の家族の声

二世帯同居型住宅の家族20年の軌跡Vol.2として、快適二世帯同居のコツをご紹介。交流のしかたや、同居のルールに注目します。

提供:旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
松本 吉彦

執筆者:松本 吉彦

二世帯住宅で暮らすガイド

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文章:山口 由紀(All About「二世帯住宅で暮らす 」旧ガイド)
前回に引き続き、二世帯住宅に約20年間お住まいの方を対象とした調査より、二世帯同居経験者の声をお届けしたいと思います。

今回は、20年間二世帯同居をした経験より、二世帯生活を快適に送るコツとして、交流のしかたや、同居のルールについて、皆さんがどのように二世帯同居をされてきたのかをピックアップしました。経験者の声を参考になさって下さい。

自立しながらつかず離れずが主流

まずは「交流のしかたに対する意識」についてお伺いしました。同居当初と約20年後に、意識がどの程度変化したか?を聞いた結果が以下となります。

交流のしかたに対する意識交流のしかたに対する意識 資料提供:二世帯住宅研究所
ご覧のように「生活がすべての面において一緒」は当初も現在も7~8%の割合に過ぎません。「生活はすべて別」という世帯の中では「交流が盛ん」と思う世帯と「お隣さん感覚」にさらに意識が分かれますが、両方あわせると同居当初で64%、20年後も約6割がそのままという結果となりました。やはり、同居当初から「生活はすべて別」と意識する世帯が多いのが、二世帯住宅を選ぶ家族の特徴と言えます。そして、これが何よりも長続きの秘訣とも言えるようです。


両世帯の集まる場所は、親世帯のリビング・茶の間

では、交流をする場合、どこが交流の場となっているのでしょうか?「両世帯が集まる場所」について聞いてみました。

両世帯が集まる場所両世帯が集まる場所 資料提供:二世帯住宅研究所
同居当初は「親世帯のリビング、茶の間」に集中していましたが、20年後には15%ほど落ちています。それに対して「子世帯のリビング、茶の間」同居当初より20年後は12%アップしました。20年の経過とともに、二世帯の中心が親世帯から子世帯へ移るのかもしれませんね。


「一緒率」が高いのは正月などの特別な行事

日々の生活では生活は別という意識が高い二世帯住宅同居ですが、お互いが交流するのは、どのような時なのでしょうか?それぞれの場合についての「一緒率」を答えて頂きました。

TPO別交流状況(どんな時一緒にすごすか?)TPO別交流状況 資料提供:二世帯住宅研究所
日常の食事で、最も一緒率が高いのが夕飯となりました。食事に関しては、同居当初より現在の方が若干あがっています。一方、休日の団らん・お茶などの余暇的な時間は減る傾向となりました。また、お正月などの行事・誕生日などの特別な日は、一緒率は他に比較してかなり高いのですが、同居当初より低下しているのが顕著な変化といえます。

同居して20年経つと、家族の年齢構成も変わり、親世帯の高齢化に伴い日々の食事が一緒になる一方で、孫達が成長し正月や誕生日などの行事を楽しむ機会が減っているのかもしれませんね。


続けて次ページでは「同居のルール」の決め方についてみていきましょう。


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