文章:山口 由紀(All About「二世帯住宅で暮らす 」旧ガイド)
二世帯同居も、同居相手(息子夫婦と娘夫婦)により、間取りや注意する点が異なるということは、今までもお伝えしてきましたが、同居をはじめるきっかけにも大きな差がでてきます。

同居の理由・同居をはじめる時期・同居後期待することなどなど、どんな違いがあるのでしょうか?また、そこに隠された思いとは?今回も、二世帯住宅研究所の調査データを元に、ご紹介したいと思います。


息子夫婦同居は伝統的・娘夫婦同居は合理的!

まずは、同居の理由からみていきます。以下のグラフをご覧下さい。現在二世帯同居をしている方に「同居をはじめたきっかけ」をお伺いした結果です。

同居をはじめた理由やきっかけは何ですか?
同居の理由
資料提供:二世帯住宅研究所

息子夫婦同居と娘夫婦同居では、その動機に違いが見受けられます。「親の老後のことを考えたから」「子供の誕生や成長で家が手狭になったから」が、娘夫婦同居が息子夫婦同居を大きく上回っています。逆に「親子だから同居するのは当然」「結婚して新居が必要になったから」などの回答は、息子夫婦同居が娘夫婦同居を大きく上まわっています。

この他にも、息子夫婦同居は「親の資産の継承」「親が望んだ」など、比較的昔ながらの理由が、娘夫婦同居を上まわる回答となります。逆に、娘夫婦同居は「親の老齢化」「子供の成長・進学」など、現実的な理由が、息子夫婦同居を上まわる回答となっているのも特徴と言えます。やはり息子夫婦同居は伝統的な考え方、娘夫婦同居は合理的な考え方をする傾向にあると言えるでしょう。

この結果は、同居の時期にも反映されています。次ページで詳しく見て行きたいと思います。