薬膳料理/春の薬膳・薬膳レシピ (梅雨・花粉症対策)

【だるさ解消の薬膳レシピ】鯛とわかめの簡単蒸し煮(2ページ目)

梅雨時はむくみや食欲不振、カラダの重だるさなどの不調がでたり、ジメジメとした陽気で、だれでも憂うつな気分になりがち。そこでカンタン手軽な薬膳料理をご紹介!カラダをすっきりとさせ、夏本番を迎えましょう。

杏仁 美友

執筆者:杏仁 美友

国際中医師 / 漢方・薬膳料理ガイド

梅雨時に「鯛とわかめのフライパン蒸し」

そら豆やわかめなど、旬の食材を上手に使うのもポイント!

そら豆やわかめなど、旬の食材を上手に使うのもポイント!

<材料>3人分
鯛……3切れ(少量の酒で下味をつけておく)
そら豆……正味50g
塩蔵わかめ……適量
たれ
レモン汁(なければ酢でOK)……大さじ1と 1/2
しょうゆ……大さじ1
砂糖……小さじ1
ごま油……小さじ1
※お好みで山椒や香菜を加えても!

<つくり方>
1.鯛は食べやすく半分に切り、酒をふっておく。わかめは水で戻し、食べやすい大きさに切る。そら豆は皮をむいておく。
2.耐熱皿に1のわかめ、鯛、そら豆を並べ、鯛の上に千切りのしょうがを広げたものを、フライパンに水を張って沸騰させたところにのせ、身がやわらかくなるまでふたをして蒸す。
3.調味料を合わせてたれをつくり、回しかけて頂く。

鯛、わかめ、そら豆、しょうがの効能

鯛は脾の機能を高め、水分代謝をよくする食材です。薬膳では鯉のスープなども代表的ですが、鯛やスズキだと身近に手に入るのでオススメ。なお、そら豆も元気を補い、脾の機能をよくしたり余分な湿気を取る作用があります。

わかめは余計な熱を取り、利尿作用があります。しょうがには発汗作用、健胃作用、食欲増進作用などもありますが、温性なのでわかめの涼性を抑えたり、皮の部分に水分を排出する作用が高いので、タワシやスプーンでこすって上手に利用しましょう!

梅雨時のNG!

利尿作用のあるものはカラダを冷す作用の高いものが多いので、冷え性の場合は温性のものを加えたり、分量に注意しましょう。また、冷たいものや生ものは脾に負担がかかり、余計に湿を生む原因にもなるので、気をつけて!
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