薬膳料理のコツ6、 シロップにする
生薬や食材を煎じたものに、蜂蜜を加えて軟膏状にしたもの。例)梨のシロップ(のどの炎症や痛み)、梅シロップ(食欲促進、疲労回復)
薬膳料理のコツ7、 炒め物にする
肉や野菜など(といっしょに生薬)を炒める。さまざまな料理に対応もでき、調理方法もカンタン。例)ゆり根とセロリの炒め物(イライラ、精神安定)、ニラと卵の炒め物(血行促進、滋養強壮)など
薬膳料理のコツ8、 煮込む
肉や野菜など(といっしょに生薬)を煮込む。生薬はお茶パックなどにいれたり、あらかじめ煎じておいた薬液を足したり、素材そのままを煮込む場合もある。例)カレー(血行促進、食欲増進)、アサリのクラムチャウダー(安眠、精神安定)など
薬膳料理のコツ9、 点心にする
ギョーザやマンドウ、シュウマイなどにして蒸す。生薬は煎じて生地に練りこんだり、粉末を混ぜ込むことができる。例)ウイキョウ餃子(気のめぐりを良くする、かぜ予防)、茯苓包子(胃腸を丈夫にし、湿をとる)など
薬膳料理のコツ10、漬け込む
生薬や食材を酢や油に漬け込む。調味料として使うことが出来るので、毎日摂取できるのも利点。例)にんにく油(血行促進、疲労回復)、五味子酢(咳止め、のどを潤す)など
生より焼いたほうが、茹でるより揚げるほうが、一般的にカラダを温める作用が高いとされます。調理方法や加熱方法の作用を覚えておくと、普段料理をする上でも幅が広がることでしょう。