栄養管理/ビタミン

ビタミンB12の効果・不足・過剰摂取(2ページ目)

ビタミンB12の働き、ビタミンB12が不足したときの症状、欠乏しやすい人の傾向、栄養素の推奨量と国民の平均摂取量、過剰摂取した場合の影響、食品が含む栄養素量など、具体的な数値を示しながら分かりやすくまとめました。

一政 晶子

執筆者:一政 晶子

管理栄養士・米国登録栄養士(RD) / 栄養管理・療養食ガイド

ビタミンB12の推奨量・摂取量

ビタミンB12の食事摂取基準による推奨量は女性で2.4μg(12~70歳以上、妊婦・授乳婦を除く)、男性で2.4μg(12~70歳以上)です。平成18年の国民健康・栄養調査によると女性は平均6.3μg、男性は平均7.6μg摂取しており推奨量を充たしています。

ビタミンB12を多く含む食品
 

魚、肉、卵、牛乳、乳製品など。ビタミンB12含有量の例は以下の通り。

牛乳(1杯、200ml) 0.6μg
ゆで卵 (1個、60g) 0.5μg
牛サーロイン(1枚、150g) 1.6μg

注)食事摂取基準の例として推奨量・目安量を掲載していますが、妊婦・授乳婦等の付加量は考慮していません。食品の重さに基づいた栄養素の量は文部科学省の食品成分データベースを使用して求めました。

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