栄養管理/ビタミン

ビタミン・ミネラル

3大栄養素にビタミンとミネラルを加えたものを5大栄養素と言います。それぞれの栄養素が体に与える影響を、具体的な体の働きや食材などを挙げて分かりやすく説明します。

一政 晶子

執筆者:一政 晶子

管理栄養士・米国登録栄養士(RD) / 栄養管理・療養食ガイド

ビタミン・ミネラルも健康に欠かせません
3大栄養素にビタミン・ミネラルを加えたものを、5大栄養素といいます。体にとってどんな大切な役割を持つものか解説しましょう。

ビタミン=体の成長・心の健康

ビタミンは炭水化物、脂質、タンパク質、ミネラルが体内でスムーズに使われるのに必要なだけでなく、消化吸収、成長、精神の健康、様々な病気に対する免疫などにも欠かせない栄養素です。しかしほとんどのビタミンは体で作ることができない為、食事から摂取しなければなりません。ビタミンが不足すると代謝に不具合があらわれ、疲労、記憶力の低下、肌荒れなどの不調を引き起こします。また、ビタミンを食事から十分に摂取することで、がんや心臓病になるリスクを減らしたり、慢性病の予防や改善などにも効果があります。

■ビタミンが多い食品
野菜、果物、豆・豆製品、ナッツ類、肉類、魚介類乳製品

ミネラル=吸収・利用・蓄積

ミネラルはお互いが複雑に作用しあい、吸収、利用、蓄積に影響を与えます。ミネラルが不足すると、骨が弱くなったり、神経や体の働きに悪影響を与えます。体重の4~5%はミネラルによって構成されており、カルシウム、リン、マグネシウムのように骨作りに使われる他、体内の水分調整、酸とアルカリの調整など様々な働きがあります。ほとんどのミネラルは成長や生命活動に欠くことのできない必須ミネラルで、食事から直接摂取する必要があります。しかし、インスタントフードや加工品の摂取が多いと、ミネラルであるナトリウムやリンの過剰摂取につながり、骨の健康、血圧などに悪影響を与えます。

■ミネラルが多い食品
骨、乳製品、海草、野菜、果物、肉類、魚介類、乳製品

最後に、栄養の話に欠かせない水分の役割を説明します。
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