アトピーにアロマは効果あり?
様々な精油が用意されています |
アトピーの原因の一つに「ストレス」があります。(アトピーの原因を参照)。ストレスは、「かゆみ」があることでさらに増し、ストレスが増すと、さらにかゆみもひどくなって、アトピーは悪化してしまいます。アトピーのかゆみとストレスは、お互いに悪循環を生み出してしまうのです。(子供のストレス解消!を参照)。
アロマの中でも、
- 鎮静効果
- かゆみを抑える効果
- 殺菌効果
のある精油(エッセンシャルオイル)は効果があるかもしれません。
次に、アトピーを緩和する具体的な精油をご紹介しましょう。
アトピーに使われる3つのアロマ
アトピーに使われる代表的なアロマは、次の3つです。
■ ティーツリー→殺菌作用
フトモモ科で、オーストラリアの原住民達に昔から使用されてきました。葉から抽出した精油には、免疫機能を高める作用があります。皮膚への刺激は少なめです。
■ ラベンダー(真正)→殺菌効果と鎮静作用
シソ科で、古代から薬用植物としてよく使用されています。花や葉から抽出した精油は流行病を防ぐといわれ、殺菌作用と鎮痛作用があります。
■ カモミール(ローマン)(ローマンカモマイル)→かゆみを抑える作用
キク科で、薄い青緑の精油でリンゴの匂いがします。花から抽出した精油には、かゆみや湿疹、乾燥肌に効果を示します。
精油の活用法
リラックスする香りが拡がります |
- 芳香浴→香炉などを使って製油をミスト状で噴霧
- 吸入→熱湯に精油を入れて蒸気で吸入
- 入浴→バスタブに精油を入れて入浴
- オイルマッサージ→精油を植物油で希釈して皮膚にマッサージ
など
それ以外にも、湿布やシャンプー、軟膏にして使う方法があります。
アロマでうまくリラックスできてストレスが減れば、かゆみを減らすことができます。アロマの自然な力をうまく利用して、ストレスの少ないアトピー改善をしたいですね。でも、アロマなどを利用した悪質なアトピービジネスには、絶対に騙されないように注意が必要です!
具体的には怪しい民間療法の見分け方を参照してください。
精油:ハーブや果物から抽出した100%天然の油。濃縮された芳香植物のエッセンス。ハーブは「人間の生活に役立つ香りのある植物」と言われている。
<アトピーのウソ?ホント?シリーズ>
【第1回】怪しい民間療法の見分け方
【第2回】漢方薬でアトピーは治るの?
【第3回】水でアトピーが治るの?
【第4回】アトピーでも海や川に行けるの?
【第5回】アトピーでも山に行けるの?
【第6回】アトピーでも運動会も大丈夫!
【第7回】アトピーでもペットは飼えるの?
【第8回】カニ・エビアレルギー
【第9回】アトピーでもスキーは大丈夫?
【第10回】黄砂が飛ぶと、アレルギーが悪化!?
【第11回】予防接種の注意点 特にアトピーでは
【第12回】花火を快適に楽しもう!
【第13回】乾燥・温度差に注意! 飛行機内の過ごし方
【第14回】キレイ好きはNG?衛生環境でアトピー増加
【第15回】LOHAS的な生活はアトピーに有効?
【第16回】アロマテラピーはアトピーに有効?
<参考リンク先>
アロマセラピー(All About)
アトピー性皮膚炎(アロマでケア)
アトピー性皮膚炎(アロマセラピーセルフケア)