Q.スキーに行ってもいいですか?
冬山は紫外線が雪で反射していますので、日焼けします |
スキーで一番注意が必要なのは「紫外線」です。「スキー焼け」をした人を見たことや、自分で「スキー焼け」を経験した方も多いと思います。紫外線は、アトピーにとってはよくありません。スキー場は、空気が薄くて大気汚染が少ないために紫外線の量が非常に増えています。雪は紫外線を乱反射させるので、皮膚への日差しが強くなってしまうのです。(スキンケアを参照)。
スキーでの注意点
- 運動による汗に対する対策→こまめに汗を拭く
(スキンケアを参照) - 衣類・手袋→衣類・手袋を皮膚の刺激が少ないものを選ぶ
(スキンケアを参照) - 日焼け対策→市販の日焼け止めクリームなどを使う
(スキンケアを参照) - 食事対策→スキーに行くと、旅館やホテルに泊まります。その時の食事に注意しましょう。特に出される料理に含まれるものが何かあらかじめ確認しておくことをお勧めします。
(アトピーの原因と食事療法を参照)
など注意しましょう
Q.スケートに行ってもいいですか?
→○ 大丈夫です!しかし、これにも注意点があります。
基本的には、スキーと同じです。室内が多いので、日焼け対策は必要ありませんが、運動すると、体が暖まり、かゆみが強くなりますので、汗をかいた時にはこまめに、汗を拭くようにしましょう。手袋も毛糸だと、皮膚をチクチクと刺激するので、皮革か綿の方がよいでしょう。
Q.冬のお肌の状態は?
冬は、乾燥します。乾燥注意報がよく出ています。皮膚も乾燥しやすく、カサカサしたりしますので、保湿に心がけましょう。カサカサは皮膚のかゆみを増しますので、かゆみを抑える意味でも保湿は重要です。
(スキンケアを参照)。
以下に、皮膚の保湿を保つ注意点を挙げておきます。
- 保湿クリーム・軟膏を使う(スキンケアを参照)
- 加湿器を使う(一方、結露によるカビには注意しましょう)
- エアコン・暖房に注意(空気を乾燥させます)
- きちんとした食生活(ビタミン不足は肌荒れの原因になります。特にビタミンA・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンC・ビタミンEをしっかり取りましょう)
など
以上のように、きちんとした対策をとれば、スキーやスケートなどのウインタースポーツに行っても大丈夫です。スポーツを通じて楽しい冬を過ごしましょう!アトピーの原因の一つにはストレスもありますので、自分にとって興味のある事や楽しい事をしていると、アトピーの痒みも治まります。いかにストレスを減らすかも、アトピーの重要な治療の一つなのです(アトピーの原因を参照)。
Enjoy Winter!
乾燥注意報:気象庁が空気が乾燥し、火災の危険が大きいと予想される場合に注意報を発令。注意報が出ているときは、肌の乾燥や目の乾燥、喉の乾燥に注意しましょう。
<アトピーのウソ?ホント?シリーズ>
【第1回】怪しい民間療法の見分け方
【第2回】漢方薬でアトピーは治るの?
【第3回】水でアトピーが治るの?
【第4回】アトピーでも海や川に行けるの?
【第5回】アトピーでも山に行けるの?
【第6回】アトピーでも運動会も大丈夫!
【第7回】アトピーでもペットは飼えるの?
【第8回】カニ・エビアレルギー
【第9回】アトピーでもスキーは大丈夫?
<参考リンク先>
喘息の子供は運動してはいけないの!?(All About(子供の健康))
紫外線ケア・UVケアに今日の紫外線・UVだけでは困ります
紫外線に気をつけよう
>冬の乾燥肌(ひまわり皮フ科)
>冬の乾燥から肌を守る(opti)