いよいよ冬本番!寒い冬の季節は、冷え性に悩む人も多いのではないでしょうか。冷え性は体質的なもの、とあきらめている人も多いと思いますが、実はストレスフルな生活が冷えを感じやすくしている場合もあるのです。今回は、気候などの環境的ストレスや仕事や人間関係などの精神的ストレスと、冷えとの関係について考えてみましょう。

■寒い部屋で過ごすと、ストレスがたまるのはどうして?

冬は年末年始の忙しさ、期変わりを控えた緊張感など、他の季節よりもストレスが増える要因がいっぱい。しかも、冬の冷えた空気や吹きすさぶ寒風などは、それだけでもストレスになりますよね。

ストレスは、体温の調節機能をつかさどる自律神経(交感神経と副交感神経)のはたらきに影響します。たとえば、急に木枯らしが吹いてきたり、暖房の効いた部屋から廊下に出たときなどは、ブルッと体がふるえて、体が縮こまってしまいますよね。これは、寒さという環境的なストレスによって交感神経が刺激され、体温を逃がさないように血管を収縮させているからです。

しかし交感神経が働きつづけると、同時に心の緊張度も高まりますので、しんしんと冷えた家の中で何時間も過ごしていると、せっかくのんびり過ごそうと思っても、副交感神経が働かずいつまでたってもリラックスできない状態になってしまうのです。

■ストレスが続くと冷えを感じやすくなるのはどうして?

また、いつもと同じように冬を過ごしているのに、ここ数年いつもより冷えを感じやすくなった、という人は、自分の生活を振り返ってみましょう。仕事やプライベートなどで、以前よりストレスの多い生活になっていないでしょうか。

わが家の冬の必須アイテム、ガスファンヒーター。やはり、エアコンより数段あったかいです。

精神的ストレスなどの要因が重なり、ストレス過多な生活を送っていると、自律神経のバランスはどんどんくずれやすくなります。すると、外部の変化に対応するはたらきが鈍くなり、精神的ストレスのみならず、“寒さ”という環境的ストレスもそのまま受け止めてしまうことがあるようなのです。たとえば、落ち込みが激しいときに毒舌めいた言葉を受けると、そのまま自分に対する非難と捉えてしまうのと同じように、“寒さ”というストレスを受けると、そのストレスをダイレクトに受け止めてしまい、いつもより「寒い」と感じやすくなってしまうというわけです。

実際、自分はいつも「寒い、寒い。ああ~冬は受難の季節だ・・・」などと言って、暖房が効いた部屋から一歩も出ずにふるえているというのに、ストレスのかわし方がうまい人は、「寒いときには早く着替えて、外を歩いてくればすぐにあったまるよ」なんて、ケ・セラ・セラな様子でいることに気づくことはありませんか?もちろん、ストレスに強い人がすべて寒さにも強いとは言い切れませんが、ストレスに強い人には“寒さ”というストレスもうまくかわすことができる人が、案外多いように思うのです。



 

 


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