「OK牧場」は有名な心理学用語

ガッツ石松は心理学者!? 「OK牧場」の本当の意味とは?

ガッツ石松は心理学者!? 「OK牧場」の本当の意味とは?

タレント、ガッツ石松さんの名ゼリフと言えば、なんと言っても「OK牧場!」ですよね。ガッツさんのブログでも、「今日も元気でOK牧場!」という明るい(能天気な?)タイトルがひときわ目を引きます。どんなにイジられても「OK牧場!」、キツい仕事をしても「OK牧場!」と笑って応えるガッツさんの健気な姿に、爆笑しながらも、ほっこりあったかいものを感じた方は多いのではないでしょうか?

ところで、そもそもこの「OK牧場」の語源、何だかご存知ですか? 西部劇映画『OK牧場の決斗』(1957)を思い浮かべる方は多いでしょうし、きっとガッツさん自身もこのユニークな映画タイトルをトレードマークにしたのでは? と想像します。

でも、実はこの「OK牧場」は、心理学ではとっても有名なキーワードなのです。「交流分析」という精神療法のなかで、自分や他人への考え方を振り返る指標として、このOK牧場は使われています。


心の「OK牧場」で揺れ動く人々

心の「OK牧場」には4つのエリアがある

心の「OK牧場」には4つのエリアがある

交流分析では、右に表したワク全体を「OK牧場」と表現しています。自分は、自分自身、そして他人をどう見るのか、その指標となるのが心の中にある「OK牧場」なのです。この中には4つのゾーンがあります。

(1) 私もあなたもOK。
(2) 私はOKじゃない。あなたはOK。
(3) 私はOK。あなたはOKじゃない。
(4) 私もあなたもOKじゃない。

いつも、(1)「私もあなたもOK」という気持ちでいられればいいのですが、そんな理想的な人なんてはそうそういません。環境や状況によって、(2)のように自分を卑下して他人をうらやんだり、(3)のように高慢になって他人を見下したり、(4)のように「何もかもダメ」と虚無的になることもあるわけです。牧場の中の牛の群れが一定ではないように、私たちの気持ちもこのOK牧場の中をさまよい続け、そのたびに一喜一憂したり、自信を持ったり絶望したりしているのです。