「精神年齢が低い」と人から言われてしまったら……

「精神年齢が低い」と言われてしまったら 精神年齢を上げる方法

自分だけがいちばん「おいしい」ところを取りたいと思うのは、子どもっぽい行動。他人と一緒に食事を楽しめるのが大人です

一見立派な大人に見えても、付き合い始めると「意外に子どもだな」と思う人はいませんか? そんな「子どもっぽい大人」とは、どのような人でしょう?

たとえば、数人で食事に行って大皿料理を囲んだ時、「よかったらどうぞ」と先に人に勧めたり、取り分けてあげたりするのが大人らしい行動です。逆に、「わぁおいしそう! いただきまぁす!」などと言って、真っ先にいちばんおいしそうなところを取ってしまうと、「子どもっぽい」と言われてしまいます。

また、人の話を最後まで聞かず、途中で話の腰を折ってしまったり、他人の都合や周囲の事情を考えずに自分の欲求を押し通してしまうと、やはり「子どもっぽい」と言われてしまいます。

たまになら、「かわいいところがあるよね」などと言ってもらえるかもしれません。しかし、何度も続けると幼稚に思われ、「精神年齢が低いよね」と言われてしまったりするのではないかと思います。

<目次>  

「精神年齢が低い」人の共通点をセルフチェック!

私たちにも気づかないうちに、子どもっぽい面があるのかもしれません。まずは、以下の項目の多くに心当たりがないか、振り返ってみましょう。

□ 何かにつけて、他人や社会のせいにして物事を考えている

□ 人に何かしてあげるより、人から何かをしてもらいたいという思いの方が強い

□ 見返りもないのに、他人や社会のためになることをわざわざしたいとは思わない

□ 会話では自分が一方的に話す、あるいは聞き役に徹していることが多い

□ 物事の計画をすすんで立てることはなく、ほとんどは他人任せである

挨拶やお礼、お詫びの言葉を積極的に伝えるのは苦手である

人は誰でも、幼いころは自己中心的な考え方をしています。心が大人へと成長するにつれて、人の気持ちを想像し、思いやる行動が増えていきます。しかし、まだ心が成長しきれていないと、成人になっても上の項目のような行動が続いてしまいます。
 

精神年齢を上げる方法は? 心がけたい5つのレッスン

では、上記のような子どもっぽい面を卒業し、心身共に大人へと成長していくためには、何をしたらいいのでしょう? 次の5つのレッスンをお勧めします。

■レッスン1:不快な言葉はまずはドンと受け止め、背景を考える

人に言われたことにいちいち感情的にならず、なぜそのような言葉が出たのか、相手の気持ちや事情を想像するのが大人です。

不快なことを言われたら、湧き上がる感情をいったん脇に置き、相手の言葉や態度をドンと受け止めてみましょう。そうしてから、「なぜそうされたのか、そう言われたのか」を冷静に考えてみましょう。

■レッスン2:「してくれないこと」より「自分ができること」を考えてみよう

人から何かをしてもらうことを求める気持ちの方が強い場合、依存心が強く、まだ心が大人へと成長しきれていないのかもしれません。

「この人は、どうしてこうしてくれないんだろう?」という気持ちにとらわれたら、「自分の方からこの人にしてあげられることは、なかっただろうか?」「これから何かできることはあるだろうか?」と考えてみましょう。そして、できそうなことを実行してみましょう。

■レッスン3:他人の仕打ちや過去の失敗にとらわれず、未来に意識を向けよう

理不尽な仕打ちに怒りを感じ、失敗した過去に後悔を覚えるのは、自然なこと。しかし、それらの思いにとらわれたままでいると、そこで時間は止まったままです。

こうした気持ちが浮かんだら、まず「あの時はたしかにつらかった」と素直な感情を認め、「でもそれは過去のこと。これからどうしていくかを考えよう」と、未来に意識を向けていきましょう。

■レッスン4:相手の気持ちも、自分の気持ちも両方を大事しながら話し合おう

コミュニケーションはお互いが楽しむもの。人の話を最後まで聞けなかったり、自分のことばかり話してしまう場合、コミュニケーション力は発達していきません。

相手の思いも自分の思いも両方を大事にしながら、率直に話し合うコミュニケーションを「アサーション」と呼びます。この方法でコミュニケーションをとると、双方向性のコミュニケーション力が発達します。日頃の会話にぜひ取り入れていきましょう。詳しい方法は、「あなたはアサーティブな会話できてますか?」の記事をぜひ参考にしてみてください。

■レッスン5:他人と協力し、成長しあう体験を重ねよう

見返りがないのに人に親切にできない、「〇〇してあげたのに」という思いが浮かんでしまう場合、自己中心性から卒業できていないのかもしれません。

人に喜んでもらうことに喜びを感じることを、「ヘルパーセラピーの原則」といいます。人に親切にしてあげた時の相手の笑顔や感謝の言葉、そしてその時感じた感情を味わってみましょう。すると「人に喜んでもらうことはうれしい」という純粋な気持ちが、じわじわ実感できるようになると思います。このような感じ方ができると、人を思いやる行動が自然にできるようになり、心は大人へと成長していきます。

 

人から慕われ、相談されるようになったら立派な大人

心が大人へと成長していくと、人から慕われるようになります。そして、相談をもちかけられること、あなたと話したいという人が増えていくでしょう。こうした時に「面倒くさい」より「人の役に立ててうれしい」という気持ちが勝るようになったら、心が大人へと成長している証拠です。

ぜひ上記のレッスンを続けながら、他人に対する思い、他人との関係、自分の気持ちの変化を感じていきましょう。

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