---たしかにユニークですね。(笑) ところで、ピロリンさんは、まくらを10個も持っているということですが、どんな気分のときにどのまくらを使うのか、といったことについて教えてください。
基本的に気分というよりは、季節によって使う枕を変えています。夏場は、通気性のよい枕。春・秋は、眠りやすい低反発ウレタン枕。冬場は、羽根とかエステル素材の枕。毎日眠る前に、使う枕たちを悩みます。それが毎日の楽しみでもあるんですが。
もう販売していませんが、個人的には、まくらんという会社が出していた「もやしまくら」がお気に入りです。ソバガラにも似た感触ですが、ソバガラが割れて粉がでるようなこともないし、眠りやすかった。
---気持ちよさそうですね。体質や季節によって選ぶべき枕の素材や形も異なりますよね。枕選びの際に気をつけたいポイントはどんなことでしょう。
枕を選ぶ際の注意点は、まずお店で買う場合、お店のベッドで寝試しをして、それがフィットしたからといっても安心しないこと。自宅の布団との感覚は全然違います。
家の布団と比べてお店の布団が柔らかめであれば、身体が沈む分、枕の高さを高めにする必要があります。また眠る姿勢も考慮する必要があります。横向きで眠ることが多い方であれば、高めの枕を。上向きで眠ることが多いようであれば、比較的低めの枕を使うようにしましょう。
また、体質にあわせて選ぶのも大切。喘息もち(わたしもそうです)は、ソバガラ素材は避けるべきです。ソバガラが割れるとアレルギー等の原因になります。頭痛もちの人は、あまり高すぎる枕を使用しない方がいいでしょう。
さらに、「頭寒足熱」と言われるように、頭部はあまり暑くならない方がいいと言われています。夏場、蒸れる枕は避けた方がいいです。蒸れる枕素材として、低反発ウレタン、羽根、エステル等が挙げられます。つまり夏場は通気性のよい、パイプやソバガラを選ぶようにした方がいいと思います。
---枕の価格帯もバリエーションが豊富になってきましたよね。枕に1万円以上の出費をいとわない、という人も最近では珍しくなくなってきました。やっぱり価格と効果は比例するものなのでしょうか?
枕の素材によって価格と効果の差があるものがあります。今人気の低反発ウレタン素材は、安い物では1,000円台、高い物では2万円もします。しかし、やはり高価なほど、機能的に優れている物が多いです。安い物はデメリットがあり、寒くなると硬くなったり、通気性がなく蒸れたりします。高い物はそれらのデメリットを解消し、硬さも年間で安定していて、柔軟性と反発性というメリットを生かすことができます。
またエステル素材も価格差があります。高価なエステル素材枕は水洗いができたり、また抗菌防臭などの効果もあります。その他、値段の高い枕の場合、枕カバーにも気を使っているようです。枕カバー自体に抗菌等の付加価値をつけているものもあります。
ただし、安いにしろ高いにしろ、自分で納得して、フィットするのが一番。値段で選ぶよりも、時間をかけて選ぶようにした方がいいと思います。
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