●まずは、自分のタイプを専門医にしっかり診断してもらうことが大切!
このように、ひとくちに「頭痛」といっても、特徴も異なれば治療法も異なります。痛みが起こったときに、市販の鎮痛薬を自己判断で飲んでしまう人も多いと思いますが、鎮痛成分と関係ない成分が入ったものもあり、体に合わないと副作用が現れる恐れもありますので、薬剤師とよく相談して選ぶことが大切。
市販の鎮痛薬を飲んでもがまんできないほどの痛みに苦しんだり、1日の規定量以上を飲んでしまうような人は、一度、頭痛にくわしい脳神経外科や神経内科を受診しましょう。たとえば片頭痛の場合「トリプタン」という特効薬による治療、緊張型頭痛は筋肉弛緩薬や生活指導による治療、群発頭痛はトリプタンの皮下注射や酸素吸入など、頭痛によってメインとなる治療法は異なりますので、頭痛のタイプをしっかりと診断してもらい、自分にあった治療をしてもらうのがベストなのです。
ニュース! 原因不明の頭痛を訴える4人に1人がうつ病 今年7月に、筑波大学の前野哲博助教授が発表した調査結果によると、頭痛を訴えて受診した患者のうち、はっきりした原因がわからない人の4人に1人が、“うつ病”を抱えていたことが明らかになりました。 原因不明の頭痛や全身のだるさを訴えた患者202人に対してうつ病のスクリーニング検査を行ったところ、頭痛を訴えた138人のうちの36人、また全身のだるさを訴えた144人のうちの49人がうつ病との診断がついたといいます。しかも、頭痛患者の14%、全身のだるさがある患者の17%は「自殺の危険がある」と診断され 、また、頭痛が半年以上続いた患者は、1ヶ月未満の患者の7倍もうつ病の確率が高かったといいます。 最近、「なんとなく頭が痛い」「だるさを感じる」と気づき、内科を受診しても効果を感じなかった人は、心の病を疑ってみるのも一考かもしれません。 (参考資料:asahi.com 2003/07/13) |
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