ストレス/その他のストレス

スポーツもやりすぎると体をサビさせる要因に! 激しいスポーツで老化する!?(3ページ目)

春のさわやかな陽気にふれると、スポーツでも始めたくなりますよね。でも、体力にあわない激しいスポーツをはじめてしまうと、体によいどころか老化を進めかねないことをご存知ですか?

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

■スポーツも“適度に”。自分のペースをつかむのも大切

適度な運動はストレス解消や体調の改善にも役立つため、ぜひ続けていきたいものです。しかし、あくまでも自分の体と相談しながら、適度に行うことが大事。無理なく楽しく続けていける範囲であれば、活性酸素の害よりも運動で得られるメリットのほうが大きいのではないかと思います。

特に、体力に自信があるうちは、なにかと無理をしがちです。いままで何年も運動をしていなかったのに、いきなり10キロも走ったり、きついエアロビクスを1日に何本もはじめたとしたら、どうなるでしょう。体がついていけず、すぐに息切れしてしまいますよね。自分の体力に合わない激しいスポーツをいきなり行うのは、活性酸素によるリスクを自ら高めているようなもの。疲れないペースで行える運動を見つけ、運動量を自分でコントロールしていく必要があると思います。

また、スポーツ選手など職業の目的などで運動を行う人は別として、スポーツはあくまでも「楽しい」と思う範囲で行うのがよいのではないかと思います。好きでもない食べ物を毎日食べつづけていくことが苦痛であるように、健康のためとはいえ自分に向かないスポーツを歯を食いしばって続けていくと、ストレスといううれしくないオマケがついてしまいます

スポーツをしながら人とコミュニケーションする楽しさ、ゲーム性を楽しんだり、表現をする喜び、また、単純に体を動かすことによる気持ちよさなど、スポーツをすることによって感じられる快感はたくさんあります。こうした快感を味わいながら、息が切れない程度に長く続けられるものを選んでいくのが、体のためにも心のためにもよいのではないかと思います。


もっと情報!ストレス解消運動法■
 ・ストレス解消・疲労回復のための運動を探すならここ
  →運動・訓練法・呼吸法
 ・自分でできる“タイ古式風”エクササイズの情報があります
  →なまけ者のヨガ!?タイ古式の魅力
 ギュッと緊張させてパッと解くリラクゼーション
  →疲労回復に効果的!「筋弛緩法」
 ガイドが体験!身心改革の10回セッション
  →ロルフメソッドで体を変える1

おすすめ関連記事■
 ・運動をしなくちゃとあせりを感じている方にはこちら
  →“あせる”心と“せかす”リスク
 ・女性のホルモンバランスについてはこちら
  →女ゴコロが乱れやすいわけ
 ・ストレス解消のために、もっともっとため息をつこう!
  →気軽に腹式呼吸「ため息健康法」
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます