漢方的にもおすすめされる「おせち料理」の魅力
黒豆、栗、海老、昆布、胡桃…おせち料理には漢方的にも良いとされる食材がたくさん含まれています
【 INDEX 】
・冬は「腎」にいいものを摂ろう!⇒ p.1
・黒豆・栗・海老・昆布・胡桃の素晴らしき効能とは?⇒ p.2
寒い冬は腎を補い、身体を温める食材がおすすめ
まんが 黄帝内経―中国古代の養生奇書 |
冬を五臓であらわすと「腎」です。現代医学でいう腎臓の機能だけでなく、成長ホルモンや性ホルモン、聴神経の作用なども含まれ、生命エネルギーを蓄える機能を持つとされています。この「腎」は寒さを嫌う臓器でもあるので、冬は腎を補い、温める作用のある食材を摂ると良いでしょう。具体的に冬におすすめの食材は、黒豆、栗、胡桃、黒ゴマ、ニラ、海老、ニンニク、羊肉、いわし、あなごなどです。漢方では、「冬は黒いものを食すといい」などともいいますが、なるほど色の濃い食材や、おせちに登場する素材も多いです。
次のページでは、食材別の漢方の効能についてご紹介します。