7つの組み合わせ方法
高麗人参のみでなる「独参湯」(どくじんとう)は、単行の代表例 |
ここで、その基本の7つの配合についてご紹介しましょう。
■単行(たんこう)
他の薬物や食材の力がなくても、単独で作用を発揮するもの。1種でなりたつもの。
■相須(そうす)
同じような効能を持つ薬物や食材同士が合わさって、治療作用を高めるもの。
■相使(そうし)
1種を主薬とし、他の薬物や食材が主薬の効能をより一層高めること。
■相畏(そうい)
1種の副作用や毒性が、ほかの薬物や食材によって軽減・緩和されること。
■相殺(そうさつ)
ある1種が、ほかの薬物や食材の副作用や毒性を緩和すること。実は「相畏」と「相殺」の関係は裏返し。
■相悪(そうあく)
ふたつの薬物や食材をあわせることで、治療作用が弱まること。
■相反(そうはん)
ふたつの薬物や食材をあわせると、激しい毒性や副作用を引き起こすもの。禁忌。
とくに「相悪」と「相反」の関係はできるだけ避けたほうがよいとされます。薬膳でもよく使用されるのは「相須」や「相使」、「相畏」です。
ということで、具体的な食材例は次のページで!