栄養管理/がん予防のための栄養管理・サプリメント

「健康食品」に厚労省が腰をあげた!

我が国におけるがんの補完医療の主流は、アガリクスなどのいわゆる「健康食品」です。「健康食品」については健康被害や薬事法とのからみなど色々な問題がありましたが、ついに厚労省が腰をあげるようです。

狭間 研至

執筆者:狭間 研至

医師 / 癌ガイド

がんと「健康食品」

がんと「健康食品」
がんの予防や治療を考えるときに、日本でも「健康食品」の存在は、無視できないものになってきました。今まで、野放しだったこの「健康食品」に、ついに、厚生労働省が本格的に取り組むことになるようです。
がんの予防や治療ということを考えるときに、日本では特に、アガリクスやメシマコブ、フコイダンや乳酸菌などのいわゆる「健康食品」の存在は、無視できないものになっています。

このサイトでも、今まで、「健康食品」とがんとの関係について取り上げてきました。また、最近では、血圧や糖尿病などの生活習慣病や、美肌や美白など、いわゆるアンチエイジングなどの領域でも、「健康食品」との関わりは深くなってきています。

この「健康食品」に関わる市場規模は、1兆2千億円を超えてきたとも推計されています。国民医療費が30兆円、その中で、処方せんを応需する保険調剤薬局の売上が4兆5千億円であることを考えると、非常に大きな市場に育っているということができます。

しかし、この「健康食品」というフィールドは、いわば、今まで野放しの状態でした。健康被害の問題も、たくさん出てきていますし、逆に、患者さん(=消費者)の側からは、一体、どんな病気や症状に対して使えば良いのかわかりにくい、という問題点もありました。

しかし、11月1日の報道によると、厚労省が、この「健康食品」の問題に、いよいよ取り組むことになるようです。

今回は、がんの予防や治療にも深い関わりをもつ「健康食品」の認証についてお話します。

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