発熱性のかぜや、のどの腫れに「牛蒡」(ごぼう)
漢方発祥の地である中国でも、まだ「ごぼう」の良さはそんなに知られてないようで…… |
ごぼうは食物繊維が豊富なので、腸のぜんどう運動を刺激して、便秘に役立つというのはご存知だと思いますが、有効成分が高いのは皮の近くです。これは生姜も大根も同じこと。たわしでこする程度にして、アクも取り過ぎないようにしましょう! アクの成分は赤ワインでも知られる「ポリフェノール」なのですよ。
なお、ごぼうの種は「牛蒡子」(ごぼうし)という生薬です。根より優れた解熱、解毒作用があるので、かぜ薬に配合されたり、吹き出物などにも有効とされます。
緊張をほぐしたり、頭痛やニキビにもいい「薄荷」(はっか)
写真の小瓶は薄荷配合の「風油精」(ふうゆせい)。こめかみにつけて眠気覚ましに! |
清涼感のある揮発成分も効き目のひとつで、香りを楽しむならフレッシュなものが一番ですね。その場合は、ぜひ葉を一度叩いてからティーポットに入れてくださいね。香りが出やすくなりますよ!
中国の南の方やべトナム・タイ料理などでは、よくお料理の付け合せや和え物にも登場するミント。生のものを食べ過ぎると胃を荒らしますが、この機会に紫蘇やバジルのように、味のアクセントに使用してみてはいかがでしょうか?