作ったテキストボックスの性質
ここでは、作成した直後のテキストボックスの性質を3つ紹介します。特に作ったテキストボックスを思うようにレイアウトできなかったり、突然消えてしまったりした場合は、1と2の性質を思い出してください。
性質1:文字の上に重なって配置される
作成直後のテキストボックスは、文字の上(前面)に重なって配置されます。これは、テキストボックスの「折り返しの種類と配置」が「前面」になるからです。周囲の文字を避けてテキストボックスを配置したり、上下に文字を配置したりする場合は、「折り返しの種類と配置」の設定を変更する必要があります。
|
作成直後のテキストボックスは文字の上に重なって配置されます。周囲の文字の配置を変更するには、テキストボックスの「折り返しの種類と配置」を変更する必要があります |
性質2:アンカーは作成位置にある段落に設定される
作成直後のテキストボックスは、作成した場所にある段落に結合されます。したがって、その段落が移動するとテキストボックスもいっしょに移動し、段落が削除されるとテキストボックスもいっしょに削除されます。
テキストボックスがどの段落と結合しているかは、「アンカー記号」を表示するとすぐにわかります。もしもアンカー記号が表示されていない場合は、
勝手に動く・消える絵の秘密(2003/2007)を参考に表示しておくことをおすすめします。
|
作成直後のテキストボックスは、作成位置にある段落に結合されます。結合位置はアンカー記号(段落左端にある錨のマーク)でわかります |
性質3:背景は白で細い線で囲まれる
作成直後のテキストボックスは、背景が白で塗りつぶされ、細い実線で囲まれます。実線の色は黒です。これらは「テキストボックスの書式設定」で変更することができます。背景を透明にして周囲の線を「なし」にすることも可能です。
|
作成直後のテキストボックスは、背景色が白で周囲は黒い実線で囲まれます |
>
テキストボックスでできること