ハリウッド女優スカーレット・ヨハンソンを起用したキャンペーン
六本木ヒルズで行われたパーティーには、「モエ・エ・シャンドン」グローバル広告キャンペーンのミューズであるハリウッド女優スカーレット・ヨハンソンが出席した
数多くの華やかな行事が続くなかでも、ハリウッドのスター女優スカーレット・ヨハンソンを招いて、ひときわ輝きを放つ「シネマに乾杯!~トリビュート・トゥ・シネマ」というイベントが開催された。主催者はモエ・エ・シャンドン。
モエ・エ・シャンドンは、このキャンペーンに業界で初めてハリウッドのセレブリティを起用することを決定。類稀なる才能からすでに国際的に広く知られ、大成功を収めているスカーレット・ヨハンセンに白羽の矢を立てた。彼女はハリウッドで活躍するばかりか、社会的な奉仕活動にも熱心である。
この世界規模でのトリビュート・トゥ・シネマ・キャンペーンで、モエ・エ・シャンドンは新たなブランドイメージの確立を目指す。
ルイ15世やナポレオンが愛したモエ・エ・シャンドン
モエ・エ・シャンドンの歴史は古い。創業は1743年にまで遡り、実に266年もの歴史がある。その質の高いシャンパンは数々の上流階級の人々を魅了し、お祝いの席には必ずモエ・エ・シャンドンがあった。ルイ15世時代のベルサイユ宮殿では、モエ・エ・シャンドンのシャンパンで毎晩のように華やかな宴が催されていた。また、かのナポレオンはモエ・エ・シャンドンの当主とは旧知の仲であり、出征前には士気を高めるためにメゾンに立ち寄ってシャンパンを飲み干し、遠征には必ずモエ・エ・シャンドンを持参したというエピソードも残っている。
近年においても、世界中から大きな注目を浴びた超音速旅客機コンコルドの就航や、ダイアナ妃の結婚式など世界的に重要なイベントの際には必ずやモエ・エ・シャンドンがそこにあった。
一方で、モエ・エ・シャンドンは上流階級だけでなく、大衆娯楽の代名詞ともいえる映画界とも関わりが深い。1950年以降数々の映画の中でモエ・エ・シャンドンは存在感あるキャストとして600本以上の映画に彩りを添えている。なかでもオードリー・ヘップバーンとゲーリー・クーパーが主演する『昼下がりの情事』や、ジュリア・ロバーツとリチャード・ギアの『プリティ・ウーマン』において果たしたモエ・エ・シャンドンの役割は、多くの人の心に焼き付いていることだろう。
また、スクリーンの中だけに留まらず、多くのセレブリティや監督のプライベートな生活の中でも愛され続けている。それが今回「シネマに乾杯!~トリビュート・トゥ・シネマ」キャンペーンを世界的に展開する理由の1つになっているのだ。
なぜモエ・エ・シャンドンは時を越え、国境を越えて愛され続けるのだろうか? そこには、普遍的なブランドとして君臨し続けるための秘密があるに違いない。この疑問に対して、グローバル広告キャンペーンのミューズとして起用されたハリウッド女優スカーレット・ヨハンソンのお披露目パーティー開催に合わせて緊急来日した、マーケティング責任者マーク・ジャシェ氏から直接話を伺う機会を得た。彼の口から発せられるモエ・エ・シャンドンのビジネスに対する熱い想いに触れるにつけ、モエ・エ・シャンドンが時を越え、国境を越えて愛され続ける理由が次第に明らかになってきた。