胸ポケットに入る大きさと厚さの手帳を!
私が愛用しているのは、スーツの胸ポケットに入る大きさと厚さの手帳。これを「バイブルサイズ」といいます。バイブルサイズの手帳を使っている理由は、すぐに取り出しやすいから。これより大きいサイズだと、カバンの中に入れなくてはいけませんので、何かメモをしようと思うたびにいちいちカバンを開けなくてはいけません。でもバイブルサイズなら、いつでもどこでもすぐに胸ポケットから手帳を開くことができます。
ただしバイブルサイズの手帳を使いこなすためには、いくつかの工夫が必要です。
まず字を小さく書くこと。私は練習によって、小さい字を書けるスキルを身につけました。そのため大きな字しか書けなかった頃は、もっと大きな手帳を使っていました。また、書き込むスペースがどうしても少ないので、ポストイットを活用する必要が出てきます。やるべきことやアイデアを思いついたときは、手帳に直接書くのではなく、ポストイットに書いて手帳に貼りつけます。その後に、アイデアなどは別のノートに書き写すようにしています。
使い切り型? それともリフィル型?
手帳には、1年ごとに買い換える「使い切り型」と、バインダー式になっていて中の用紙を差し替えていく「リフィル型」の2つがあります。この「使い切り型」と「リフィル型」とでは、私は「リフィル型」の方をオススメします。
「使い切り型」の欠点は、自分でカスタマイズができないこと。「今回の手帳は失敗だったな」と思ったら、まるごと1冊買い直すしかありません。一方「リフィル型」は、中の用紙を自分の使いやすさに合わせて自由に入れ替えられます。試行錯誤をしながら、自分に一番合った手帳へとカスタマイズできます。
また「使い切り型」だと、書き込むスペースが限定されているため、メモ欄にお客さんとの確認事項等を書き込んでいると、すぐに容量オーバーになってしまいます。「メモできるスペースがないから、あまりメモをしないようにしている」という人もいるかもしれませんが、これでは何のための手帳かわかりません。
その点「リフィル型」であれば、メモ用紙をどんどん補充すればいいわけですから、容量を気にすることなくメモすることができます。逆に必要がなくなったり、ほかのノートに書き写したメモは捨てることができますから、厚さの調整も自由自在です。
「リフィル型」のデメリットをあえて挙げるとすれば、頻繁に入れ替えなくてはいけないので、めんどくさいということでしょうか。これはたとえば「毎週金曜日は、リフィル入れ替えの日」というふうに日常作業の中に組み込んでおくと、それほどめんどうではなくなると思います。