説得力を持たせる「お墨付き」
「百聞は一見にしかず」とはよく言いますが、同じように「100回の自己PRよりも、1回の他人の推薦」ということが言えます。たとえばあなたが営業パーソンだったとして、顧客に「うちの商品はすごく品質がよくて」と力説するよりも、その商品を使っているユーザーが「この商品、品質がよくて気に入っているんです」とつぶやいたほうが説得力があることがよくあります。というのは、あなたは顧客を説得すること自社商品が売れるというメリットがあります。だから顧客は「商品を売るために、ちょっと大げさに言っているのでは?」という気持ちが働きやすい。一方、他のユーザーは、あなたの顧客に嘘をついてまで商品をほめるメリットがない。ということは、この声は真実なのだろうという気持ちになりやすいわけです。
このように効果的な他者の声ですが、実際にそうした方についてきてもらって話をしてもらうわけにもいきません。だから、せめて「他のユーザーの方がこのように、当社の商品を愛用していただき、非常に喜んでいる声をいただいています」という形で、その声を紹介するのです。
相手がありありとイメージできるよう表現する
あなたがプレゼンテーションを行うとき「自分のプレゼンは、今のままが最も効果的に伝わるのか?」と自問してみてください。答えがNoであるならば、4つのテクニックを用いることで、もっと伝わるものになる可能性は高いです。自分のプレゼンは専門的で難しいと思うのならば、わかりやすいたとえ話はないかと考えてみる。自分のプレゼンは抽象的だと思うのならば、事例・具体例などでありありと描けないかと考えてみる。信憑性や信用性を高めるためにデータ・数字やお墨付きを盛り込んでみる。
4つのテクニックを用いることでプレゼンに厚みが増すはずですので、ぜひ活用してみてください。