コーチング/コーチング基本知識

会社を救う鍵は「コーチング」(3ページ目)

コーチングとは、相手が目標に向かって前進することをコミュニケーションを通じてスピードを速めることです。そのためにコーチングの基本についてご紹介します。

平野 圭子

執筆者:平野 圭子

コーチングマネジメントガイド


コーチングの活用場面

コーチする
部下をコーチする機会はないか? 常に部下の状態を見て関わるのがコーチ型マネジャーの特徴です
最後に、マネジメントをしたり、リーダーシップを発揮する上で、どのようなときにコーチングを活用できるのか、コーチングが機能する場面を紹介しましょう。

■部下が新しいことを始めるとき
部下が新しい役職やポジションにつく、新しい仕事やプロジェクトを始めるなど、それまでの経験や知識だけでは行動できないときに、新しい環境での未来を描いたり、具体的に着手できるアイディアや新しく身につけるべき知識やスキルを明らかにします。そうすることで部下の不安やストレスを軽減し、新しい状況でのいち早い活躍がサポートできます。

■重要な営業やプレゼンテーションの前
共にイメージトレーニングをしておくことで、事前準備の抜け漏れを防いだり、本番にむけての戦略性や対応力を上げることができます。部下の緊張やストレスを軽減することで、本来の力を発揮しやすい状態にすることもできます。

■リスクマネジメントをするとき
どのような不測事態が想定できるか、そのときにどのような対応が必要かについて選択肢を広げることで、実際に問題が起こったときの対応力やスピードを高めることができます。

■個人の成長を促すとき
部下が成功したときにどうしてうまくいったのかを明確にしたり、逆に失敗したときに次はどうするかの選択肢を共に考えることで、部下の経験を次の成功につなげることができます。

■進捗の確認
目標や計画を立てても、実際に実行するときには不測事態や予想外の出来事に見舞われ、思い通りにいかないことがあります。「あの案件は今どんな段階?」「何か困っていることはある?」と進捗確認をする時間を持つことで、軌道修正やサポートをすることで部下の思考や行動が停滞することを防ぐことができます。このような関わりは信頼関係を深めるのにも役立ちます。
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonでコーチング関連の書籍をチェック!楽天市場でコーチング関連の書籍をチェック!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます