起業・会社設立のノウハウ/フリーランスになる

不況を生き抜くには、「先読み力」が不可欠(2ページ目)

企業の倒産件数が右肩上がりに増加しています。一方、同じ環境下でも売上を伸ばしている企業もあります。その差は、経営手腕ということになりますが、不況を生き抜く経営者に欠かせないものが先読み力になります。

執筆者:塚田 祐子

「先読み力」を身につけるには

サブプライム後の新世界経済
10年後を読む「経済予測力」の磨き方を学べる1冊です。
正しい経営判断をするためには、情報が重要です。業績を左右する要因に関する情報を、普段から収集しておく必要があります。業績の良い中小企業の経営者は、必ず、売上の数字を正確に把握して、その増減の原因を徹底的に分析して、売上が減少した場合は、その対策をスグに講とります。売上の変動をもたらす原因には、ライバルの出現で商品競争力が低下したり、商品需要そのものが変化したり、景気の動向などが関与してきます。現在のような不況の真っただ中では、その変化の兆しを見逃さないようにすることが大切です。

先読み力の養成に役立つ書籍があります。ファイナンシャルプランナー(兼エコノミスト)として活躍する中原圭介さんの「サブプライム後の新世界経済」(フォレスト出版)です。おススメのポイントは、1章をさいて「経済予測力の磨き方」、予測するための思考方法が書かれているところです。経済専門誌で最も予測が当たると評価されている中原さんが実践している予測のアプローチ法を本書で公開しています。勿論、現在の世界的な不況の全体構造を把握することができます。


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