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野中聖治さん、人を見抜く技術を10年探究 !(4ページ目)

「3分で人を見抜く」「3秒で人を見抜く」の著者、野中聖治さんに、顔から人を見抜く技術、いい顔、いい印象を与えるにはどうしたらよいのかについてインタビュー! 2回の連載でお届けします。

執筆者:塚田 祐子

2つの名前で、活動範囲を分けていた

ガイド:
私は、存じ上げなかったんですが、Web制作のお仕事をされながら、顔の研究の成果を、『池袋絵意知』というお名前で、雑誌や書籍で発表されていらっしゃったんですね。2つのお名前を持っていらっしゃることを、全く知りませんでした。ご自身をどうプロデュースするか、ブランディングについてはどうお考えですか?

野中:
5秒で相手を見抜く!「顔面」仕事術
顔研究を始めて6年目、初めての著書を出版。
『池袋絵意知』で、本を4冊出させていただいてます。最初の本は、顔の研究を始めてから6年目のことです。池袋の路上で観相学の修行をしていたので、池袋という名前をつけました。『池袋絵意知』のブランドは大事にしていて、野中聖治とは別人の、会社の所属タレントのつもりでやってきました。けれど、昨年、野中聖治で「3分で人を見抜く」という本を書き、今年、顔について書いた「3秒で人を<顔相から>見抜く」を出版させていただいたこと、顔の研究を始めて丁度10年の区切りでもあるので、自分で自分の正体をばらしてもいいかなと(笑)。長い間、「自分がやりたいこと」をやってきましたが、これからは「自分がやらなければならないこと」をやる。書く仕事を通して、顔とコミュニケーションの大切さを伝えるのが自分の使命だと思っています。


顔の研究に取り組んで10年、区切りの年に

ガイド:
感慨深いお話ですね。10年というのは、何かをまとめる1つの区切りになるように思います。研究分野の中で、野中さんの活動は独自の世界になるのでしょうか。

野中:
誰もが普段の生活の中で、初対面の人に対して、(顔を見て)この人はこういう人じゃないかと思いますよね。この顔と内面を関連づける観相学というのは、西洋でも東洋でも紀元前から研究されてきました。現在もいろんな流派がありますが、ベースとなっているのは主に「神相全篇」という古典観相学の本です。僕も参考にしましたが、果たしてそれが正しいかどうかは判らない。

他に糸口がないかと思っていた時に知ったのが、「日本顔学会」という科学的に顔を研究している組織です。人類学的な研究もあれば心理学的な研究、工学的な研究など主に大学の研究者がさまざまな観点から顔の研究をしています。僕は、そこで得た知識を参考にしながら、独自の観相学としての考え方を示しています。また、デザインの仕事をする上で勉強した色彩心理やデザイン心理も、自分の観相学に活かされています。

ガイド:
それでは、顔から人を見抜く技術、いい顔、いい印象を与えるにはどうしたらよいのかについて、お伺いさせていただきたいと思います。

次号へ続きます>>


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