自分の顔が、他人の目にどのように映り、どんな印象を与えているか、考えたことはありますか。特に、初対面の人へ与える第一印象は、その後のお付き合いに影響を与えるため、重要になります。そこで、顔研究家として各メディアで活躍し、「3分で人を見抜く」「3秒で人を<顔相から>見抜く」の著者の、野中聖治さんに、顔から人を見抜く技術やいい顔いい印象を与えるにはどうしたらよいのかについて、インタビューさせていただきました。

野中さんは、顔の研究のために会社をやめて独立した、という経歴の持ち主で、野中さんの独立体験と顔から人を見抜く技術について、2回の連載でお届けします。

プロフィール

野中聖治さん
1966年生まれ、大阪府堺市出身。有限会社アイデザイン代表取締役。Webサイトの制作業のほか、オリジナルTシャツのネットショップ「Tシャツジャパン」を主宰。
リクルートで11年、営業職を経験。その間に感じていた「顔と性格の関連性」の研究を、独立と同時に開始。『池袋絵意知』の名前で、顔研究家の第一人者として、雑誌、テレビ、インターネットで活躍。日本顔学会会員。著書に、「3分で人を見抜く」「3秒で人を<顔相から>見抜く」、「あなたは何顔美人?」などがある。


独立するまで

・絵を描くのが好きな子供だった。
・高校生の時に「空手バカ一代」を読んで格闘技を始める。
・高校卒業後、シュートボクシングのジムに通いながらアルバイト生活を送る。
・社会経験を積もうと、リクルートに応募、書店営業に配属される。
・社員のまま、プロのキックボクサーとなってリングに立つ。
・プロ4戦で引退を決意。目標を無くすも、新しい目標を見つけ会社を退社。

格闘技さえできればよかったアルバイト時代
就職や将来のことは全く考えてなかった

ガイド:
野中さんのプロフィールを拝見すると、とても個性的で不思議な部分もあります。「人を見抜く」という著書のお話の前に、独立してから現在までの経緯をお伺いさせていただきたいのですが、先ず、リクルートを選ばれたのは?

野中:
その当時は、格闘技ができる環境が最優先だったので、アルバイト生活でした。格闘技以外にやりたいことが無かったんですね。でも、ヒジを脱臼して仕事も練習もできない時にCMを見て、求人情報誌の『B-ing』を買ったんです。「人、動く時、B-ing」というCMにインパクトがあって、「情報が人間を熱くする」という言葉もすごく印象に残っていて。それで、興味を持って、リクルートのA職(アルバイト)の応募に行きました。A職であっても社員と同じ仕事をさせてくれて社会人としての経験が積めるし、リクルートに入れば、道が開けるなと感じたんです。ほんとは、営業職よりコピーライターがやりたかったんですけど、客観的に見たら、自分のウリは体力だったので(笑)。

ガイド:
コピーライター志望というのは、何か文字で表現したいという思いがあったんですか。

野中:
漠然と表現する仕事がやりたかったんですね。当時、糸井重里さんが活躍していて、言葉で表現する仕事はカッコイイと(笑)。文章を書いたり、キャッチコピーを考たりするのが好きでしたし、人に何かを伝えたいという気持ちは、いっぱいあったように思います。

ガイド:
格闘技だけやっていた野中さんが、会社へ入社して、しかも営業職というと売ってナンボの世界ですよね。自分の中で、ギャップはなかったのですか。

野中:
営業マン時代の野中聖治さん
リクルート書店営業時代の野中さん。営業所にて(1989年)
無かったですね。リクルートは、競争風土の強い会社でしたけど、仕事のやり方や進め方は任せてもらえる自由な風土がありました。終わるのは早くても21時、終電まで仕事することもありましたが、結果さえ残せば個人の自由ということで、自分に合っていたと思います。