起業・会社設立のノウハウ/フリーランスになる

起業vs会社勤め 本当の勝ち組はどっち?(3ページ目)

このまま会社勤めを続けるか、一度の人生、思い切って起業するか。なかなか悩むところです。そこで、それぞれのメリット、デメリットを考えながら、人生の勝ち組となるための決断時期とポイントを考えてみましょう。

執筆者:塚田 祐子

独立・起業のメリットは?

独立・起業のメリット
自分のやりたい仕事に取り組み、自分の可能性を、どこまでも追求することができます。
最大のメリットは、全ての決定権を持てる、ということです。事業主、経営者になるわけですから、自分がやりたいことを、自分のスタイルで行うことができます。これは、会社のルールに縛られていた頃と比べると、何にも変えがたい「自由」といえます。それによって、自分の可能性を十二分に発揮できますから、事業を成長軌道に乗せることができれば、会社員時代とは比べ物にならない程の収入ややりがい、生きがいを得ることができます。仕事に対するモチベーションはかなりアップします。

次に、独立すると「定年」がなくなります。生涯現役で仕事を続けていけます。充実した仕事人生を望むのであれば、好きな仕事を生涯続けることができるというのも、大きな魅力の1つになります。通勤地獄から開放され、勤務時間や勤務場所の拘束もありませんから、自分が働きやすい環境を整えて、自分のペースで、家族との時間も大事にしながら、仕事をすることも可能になります。


デメリットは?

デメリットは、仕事を軌道に乗せるまでは、収入が安定しません。稼動しても、無収入ということもあります。その間、気の進まない仕事や、収入に見合わない仕事をしなければならないことも多々あります。独立前より収入が減ったり、不安定になる期間があることの覚悟が必要です。また、収入の不安定さは、独立したら、常につきまとうリスクであることも念頭に置いておく必要があります。それをプレッシャーにせず、意欲に変えていくタフなメンタルが必要になります。

独立すると、勤務時間が自由になった分、一般的には、労働時間が長くなりがちです。全てが自己責任となるため、負荷は比較にならない程高くなります。そのため、長時間労働や深夜作業、徹夜でカバーするようになり、生活のリズムが不規則になりがちです。そうした生活が続くと、過労から健康を害することもあります。

自由にやりたいように仕事ができるということは、裏を返すと、全てのマネジメントを自分でやらなければならない、ということになります。お金の管理、時間管理、健康管理、リスク管理などなど。(管理される立場だったため)会社員時代にはやらなくて済んだことや、他の人が担当していたので悩む必要のなかったことも、全て自分の仕事になります。本業の仕事以外にやるべきことが、かなり増えます。

では、別の選択をしていたらどうでしょうか。
もし「会社勤め」を選んでいたら……

人生の「勝ち組」になるには、次ページへ続きます>>
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