これまであまりにもトントンと順調すぎると思う読者も多いかもしれませんが、一番困難であり、乗り切る必要があったのはスタッフや支援者を含めた人間と人間のコミュニケーション不足がもたらすトラブルだと吉田社長は語る。
最初は、吉田社長の想い(ヴィジョン)に賛同してくれた人の中でも、計画中は参加してくれたが、実際に始まると仕事に取り組むスタンスや自己実現の方法の違いから何人も入れ替わったこともあるようだ。
ベンチャー企業のように急成長していくスピード感が大切な場合に利害関係者の中でのチームとしてのビジョンやモチベーションにずれがあることは非常に問題を抱えやすい。だからこそ、コミュニケーションを疎かにすると落とし穴におちることも多い。
人に関わる話は、ミスコミュニケーションを生むことが多いので、今までの反省を踏まえて、スタッフとどんなにお互い忙しくてもこの時間だけはつくるようにと連絡を取り合い、直接コミュニケーションをとることを疎かにしないことが成功するためには絶対に必要だと吉田社長は語る。
⇒ガイドのここがポイント
【どんなに忙しくてもスタッフを含めた利害関係者と向き合う時間をつくる】
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