企業のIT活用/システム導入事例

首都圏662駅で自動改札機がダウン(3ページ目)

10月12日(金)早朝から首都圏662駅で自動改札機のトラブルが発生。鉄道会社では自動改札機を素通りさせることで対応しましたが260万人に影響が出ました。原因や今後の対応についてみていきましょう。

水谷 哲也

執筆者:水谷 哲也

企業のIT活用ガイド

大規模なシステムトラブルは今後も発生

大規模なシステムトラブルは今後も発生
大規模なシステムトラブルは今後も発生
今回は首都圏だけしか影響が出ませんでしたが、既に関西圏のICOCAとSuicaの相互運用が始まり、2008年3月からは中京圏のTOICAが相互運用に加わります。仙台、新潟、岡山、広島、静岡でも使えるようなり、ますます利便性が向上します。

ただしそれだけ想定しなければならないテストケースが爆発的に増えることになります。

システム的リスクはますます高まるばかりですので多少は利便性を犠牲にしても使える切符やカードをもう少し整理するなど鉄道会社側も見直しが必要です。また今回のトラブルを教訓に、自動改札機がダウンした時の対応策の検討が必要です。

1枚のカードさえあれば、東京でも名古屋でも大阪でも使え確かに便利で世界的にもすごいインフラですが、同様のトラブルが発生した場合、今度は日本全国の鉄道会社に影響を及ぼすことになります。


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