32,999名が逆学歴詐称の処分「甘すぎる!」と怒り
Yahoo!クリックリサーチでは、2007年4月20日~26日までの1週間に大阪の逆学歴詐称についてアンケートを実施。44,473票中、75%に当たる32,999票が「甘すぎる」と答える結果となった。
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大阪市役所で判明した「逆学歴詐称」問題。市は、停職1か月にするとしていますが、この処分は妥当?
(実施期間:2007年4月20日~2007年4月26日)
(Yahoo!クリックリサーチより)
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人事担当者の意見:履歴書上のウソは最悪
以前、ある上場企業人事担当者に学歴詐称についてインタビューしたことがある。この時は博士号取得者の就職難に絡んで「学歴を低く偽って就職活動するのは罪か?」という問いだったが、その担当者は以下のように答えている。
「法律的なことはわかりませんが、嘘は最悪ですね。そのような姿勢の方は難しいのではないでしょうか?(厳しいのはわかりますが)」
さらに担当者は続ける。
「おそらく、博士の場合年齢が高いので、年齢を詐称しなければ、自分の経歴の中で、数年、遅らせることを書くことになるので、その点でもメリットは少ないのではないでしょうか?」
そう、履歴書上、低く学歴が書いてあるとすれば、それからこの就職活動まで、空白期間(実際に大学・大学院に在学していた期間)に何をしていたのか必ず問われる。そしてつじつまを合わせるためにさらに嘘をつかなければならなくなるのだ。
嘘はいつかばれる。今回の逆学歴詐称では多くが免職、停職処分となり職を失うという厳しい結果になった。また学歴詐称で公職選挙法違反に問われた政治家もおり、学歴にまつわる処分事例は後を絶たない。
履歴書に嘘を書くという行為は、自分そのものを偽るのだから、その後の生き方に大きく影響しかねない。「いつかばれるんじゃないか」とビクビクしながら小さな嘘を重ねていく。その後どんなに一生懸命仕事をして信用と実績を積み上げても、学歴詐称という行為はそれらを一瞬で奪い去っていくことがあると知っておかねばならない。
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