「大学が求める志望理由書」では大学が求める志望理由書について、基本事項を交えて解説しましたが、今度は【構成】を考えながら、実際に書いていきましょう。

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大学・大学院の志望理由書
第1段落は志望理由(志望動機)!

大学・大学院に合格する志望理由書の書き方

志望大学、大学院が求める志望理由書のかたちがわかったら、実際に書いていきましょう

さて、志望大学・大学院が求めている志望理由書のかたちが分かったら、いよいよ理由書を書き始めましょう。第1段落は、大学院で学びたい理由簡潔に書きます。さらに自分がおかれている状況を簡単に述べ、進学理由と結び付けて書きましょう。具体的な理由は次の第2段落で詳しく述べます。

 

大学・大学院の志望理由書
第2段落は社会人経験・大学院を希望する経緯

第2段落は、第1段落の志望理由をフォローする段落です。
社会人として、どのような経験をしてきたのか、その経験をどのように研究につなげていくのか、何を考え、何に疑問を持ち、何を勉強したいと思ったのか、を積極的かつ具体的にアピールします。

数値やデータ、業界、実績などを書いてもいいでしょう。どんなテーマを研究するのか(研究内容は研究計画書に細かく記載するので、ここでは簡潔に何を学びたいか)、どのように勉強を進めていくのかを書きます。

 

大学・大学院の志望理由書
第3段落はなぜこの大学院で学びたいのか?

この段落では、なぜこの大学院のこの研究科なのか、前の段落をさらに展開させ、数ある大学院の中から、この学校を選んだ理由を説得力ある文章で書きます。

この際重要となってくるのは情報収集。その大学院の特徴をよく知らなければ、この段落を上手く書くことはできません。そして、自分がその大学院に何を求めているのか、明確にする必要があります。

例えば私の場合、たまたま大学院生の友達の授業に一緒につれていってもらったのが、大学院受験を決意したきっかけでした。そのクラスの担当教授が、人間的に素晴らしく、また技術も、その分野ではアメリカでトップレベル。「絶対この教授の授業を受けたい!」と思ったのです。また、学生達が真面目に課題に取り組んで(苦しんで)いること、設備が整っていること、他の教授達の技術もハイレベルであること、などが【なぜこの大学院で学びたいのか?】の理由でした。

この段落で、志望理由がうまく書けない人は、ぜひ志望大学・大学院に積極的に足を運んで、学校や学生、教授の様子を見にいきましょう。また事前に指導を希望する教授と会うことで(もちろんアポを取って)、なぜこの大学院なのか、あなただけの特別な理由を明確にすることができるはずです。

そして、自分の言葉で「どうしてこの大学院じゃないとダメなのか?」を読み手の心に訴えましょう。

 

大学・大学院の志望理由書
第4段落は終了後のキャリアプラン

最終段落では、学んだことを将来、どのように生かしたいのか?修了後のキャリアプラン等具体的に書いていきます。

基本的には大学・大学院で学んだ専門知識を活かす方向で、アピールしていきましょう。今の仕事を続けながら修了を目指す人は、今の仕事と関連付けた修了後の展望を書きます。この進学をきっかけに転職を考えているなら、その実現のためにどのようにこの進学をどう利用する(活かす)のかを書きましょう。

ここまで来た時点で、読み手に「この学生は学校の知名度をあげそうだ」と思わせたらしめたもの。大学も商売ですから、定期的安定収入(学費)をもたらす学生を確保したい半面、将来的収入をもたらす可能性を持つ学生(将来的収入=優秀で将来性がある、すなわちいつか間接的に学校に利益等をもたらす可能性を秘めている)も求めているのです。

あなたが学校にとってどちらのタイプになるか、は志望理由書の出来次第とも言えるかもしれません。

 

志望理由書提出前のチェックポイント

【基本事項】
誤字脱字がない
文体が「~である。~だ。」調で統一されている
自分の言葉で書いてある

【構成がしっかりしており、説得力がある文章】
第1段落:志望理由が明確である
第2段落:なぜその勉強をしたいのか、社会人経験を交え、具体的に書かれている
第3段落:なぜこの大学・大学院じゃないとダメなのか、熱くアピールしている
第4段落:修了後のキャリアプランが、大学で学んだ知識を活かせる方向で書かれている

【良い印象を与えているか?】
自分で読み返すのはもちろんのこと、上司や出身大学の教授、友人などにも読んでもらい、感想を聞いたり、アドバイスしてもらうのもいいかもしれませんね。

【提出前には必ずコピーをとっておこう☆】
面接では必ず志望理由書の内容を質問されますから、後で慌てないためにも、必ずコピーをとって、面接にのぞみましょう。

志望理由書は言わばラブレターです。あなたの熱い思いを伝えましょう。好きな人に出すラブレターだったら、手を抜いたりしませんよね。それと一緒です。

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