社会人の大学・大学院進学を成功させるためには、まず情報収集、次に提出書類と試験の両方について準備を始めます。社会人入試対策(出願書類編)では、出願書類準備について説明しましたが、今記事では小論文試験と面接試験について詳しく説明します。

準備した人としない人では差が歴然

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しっかり小論文対策を行うと、偏差値が1.5~2倍もアップする
高校生が大学受験時に、一度も練習をしないで小論文を書くと偏差値30くらい。少し勉強すれば偏差値50程度に、さらに1年間しっかり勉強すれば偏差値60~70くらいになるそうです。短期間でこれほど偏差値が変わるとは驚きですね。つまり小論文対策をしっかり行った人とそうでない人では、雲泥の差があるのです。社会人入試の場合、小論文と面接が課されることが多く、この2つの対策をしっかり取り組むかどうかが合否の分かれ目となります。

小論文とは何か?

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まるまる使える入試小論文新装改訂版(?1,155税込)桐原書店
社会人入試で必ずと言っていいほど出題される小論文。小論文と聞いて「昔から作文が苦手だったから」と二の足を踏んでいる人は多いようです。

小論文は作文とは違います。小論文とは、テーマに関して自分なりに問題提起し、それについて根拠を示し、読み手を説得させます。作文に求められる書き手の感性豊かな言い回しなどは不要で、いかに論理的で説得力ある文章を作者なりの視点で書けるかどうかが、小論文では重視されます。また受験生の各専攻分野に関する基礎知識や適性などもチェックされます。

合否を分けるという小論文ですが、どういったものを書けば合格レベルと呼べるのでしょうか? 20年以上小論文指導を行っている小論文指導ゼミナール白藍塾樋口裕一氏は、著書『まるまる使える入試小論文』の中で良い小論文の定義について次のように言っています。
  1. イエスかノーかの結論がはっきり下されている
  2. イエスかノーかの理由に説得力がある
  3. 人の気づかないような深みにまで踏み込んで判断を下している
(『まるまる使える入試小論文』p.13より)」

小論文と作文の違いや、よい小論文(合格する小論文)を書くために必要な力については、Benesseマナビジョン小論文教室が分かりやすいので参考にしてみて下さい。