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社会人の編入・学士入試

大学編入制度、学士入学の現状や仕組み、試験内容、受験準備について詳しく解説します。

西島 美保

執筆者:西島 美保

社会人の学びガイド

大学編入制度とは?

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大学編入成功の鍵は、早めの情報収集!
社会人が大学で学ぶことを考えた時、大学編入学はぜひ考慮したい制度です。

編入とは、短期大学、高等専門学校、専修学校専門課程卒業者が試験を経て、1年次ではなく2年次・3年次といった中途年次から4年制大学に入学できる制度で、今まで修得した単位を生かすことができるのが特徴。

4年制大学を卒業した人が再び大学に編入することを、学士編入・学士入学と呼んでいます。異なる専門分野を基礎から学びたい方には、オススメです。

以前は、短大及び高専卒業者の大学編入が大半を占めていましたが、最近その数は減少傾向になり、代わりに専修学校専門課程(専門学校)からの編入者が増えています。背景には、専修学校専門課程卒業者も1999年から大学編入の条件に加わったことが挙げられます。最近では、大学受験に失敗した高校生などが大学編入を最初から見据えて、専門学校に進学する例も多くなってきています。

大学編入のメリット、デメリット

さて、大学編入のメリット、デメリットは何でしょうか? それぞれ下記のようなものが考えられます。

■メリット

  • 取得済単位・学歴を生かすことができる
  • 専門分野の勉強をすぐ学べる
  • 短い年数で卒業でき、学費も抑えられる
  • 一般入試と違い、試験科目が少ない
  • 一般入試と違い、受験時期・日程が各校バラバラなので併願しやすい
  • 短大や専門学校では取得できない資格が取れる

■デメリット
  • 新しい環境に慣れるのに時間がかかる
  • 入学時期が他の同級生と異なるため、人間関係構築が大変
  • 卒業に必要な単位が、編入後の期間だけでは取りきれない場合がある
個人によって状況は違ってきますので、編入前に「本当に大学に編入するかどうか」の熟考が必要です。大学1年次からしっかり学びたいという人は、通常の社会人入試、すでに専攻分野の基礎知識がありさらに高度な知識やレベルを追求したい人は、大学院進学なども視野に入れましょう。

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