●心の映像(ブランド)の多層構造
顧客にとって、心の映像(ブランド)の中身は、ブランド経験を核とした多層構造になっている。(下図参照)
人は生きる上での価値観や期待を持っている。
そして、何らかのブランド経験をし、そのブランドに対して一定の印象を持つ。経験や印象を蓄積し、そのブランドに対する態度を決める。
ソニー、ディズニーという刺激が与えられた瞬間、心の映像がフォルダをクリックされたかのごとく浮かび上がるのだ。
心の映像に対するプラス(もしくはマイナス)の感情値。
それが顧客から見たブランド価値なのである。
強いブランドには「プラスの感情に値する、ほかでは味わえない心の映像」があるのだ。
では、ブランド価値はどのように構築すればよいのか?
ブランディング(ブランド構築)について2003年時点で思うところは、別の機会にお話します。
<参考文献>
・ブランド戦略シナリオ <ダイヤモンド社>
(阿久津 聡+石田 茂 著)※おすすめです。
・マーケティング戦略論 <ダイヤモンド社>
(ドーン・イアコブッチ 編著 / 奥村昭博・岸本義之 監訳)
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