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評価されるべき人が評価されない日本の風土(5ページ目)

日本には、すばらしい発明やアイデア商品、プロダクトなどを生み出した人が数多くいる。しかし評価されるのは国内ではなく、海外だったりするのも事実。なぜ、日本は評価されるべき人が、きちんと評価されないのか。

執筆者:木村 勝己


目利きのできる人材育成

このような中起こってきた変化が、年功序列型人事制度から能力主義、成果主義への移行である。オリジナリティを評価しようとする動きでもある。しかし制度の変化のみでは組織間の壁や個人間の壁を強いものにしてしまい、協調性のメリットも失われてしまう危惧もある。

最も重要なのは正しい研究の評価を行える人間の育成だろう。目利きのできる人材、研究の成果から商品や新事業が描ける人材が求められる。定説や常識や実績といったものに影響されず、原石の可能性を見抜ける目利き人が求められるのだ。

田中氏はノーベル賞受賞による一連の変化の中で、「私自身は、できるだけゆるぎない評価軸を持とうと心がけるようになった。」といっている。自分の考えや意見をしっかり持つことが、日本人として重要な時代といえる。

<関連リンク集>

首都大学東京
http://www.tmu.ac.jp/


田中耕一記念質量分析研究所(島津製作所)
http://www.shimadzu.co.jp/aboutus/ms_r/index.html


実用化途上の新技術
http://allabout.co.jp/gm/gl/16504/


アイデアの発想法
http://allabout.co.jp/gm/gl/16500/

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