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空間に浮かぶ映像、2Dから3Dへの魅力(3ページ目)

空間に映像を表示する研究も進んでいる。ウォータースクリーンはその代表例。エンターテイメントの世界で人気だ。このような中、プラズマ発光を用いた3D映像の空間描画の研究成果がでている。

執筆者:木村 勝己


レーザー光の焦点可変制御


既にレーザー光を空間中の1点に強く集光させ、焦点近傍の空気をプラズマ化して発光させる技術はあった。そして應義塾大学と株式会社バートンは、この技術により空気中の2D映像の表示に成功していた。

3次元映像を描画するには焦点の位置も3次元的(2次元+奥行)に正確に制御しなければならず、レーザーの品質および焦点可変方法などに大幅な改良が必要とされていた。

今回、産業技術総合研究所が加わり、焦点位置を制御するリニアモーターシステムと、高品質・高輝度赤外パルスレーザーを組み合わせて、ドットアレイではあるがリアルな3D映像の空間表示に成功したのである。

この装置は次世代の広告媒体としての利用が予定されているが、ドット数を上げ高解像度の映像が描画できれば、エンターテイメントを初め協調設計といった多くの分野での応用が期待できる技術といえる。スターウォーズの第一作エピソード4で登場したレイア姫の映像も夢ではなさそうだ。

<関連リンク集>

産業技術総合研究所
http://www.aist.go.jp/index_ja.html


実用化途上の新技術
http://allabout.co.jp/gm/gl/16504/


先願特許検索
http://allabout.co.jp/gm/gl/16500/
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