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空間に浮かぶ映像、2Dから3Dへの魅力

空間に映像を表示する研究も進んでいる。ウォータースクリーンはその代表例。エンターテイメントの世界で人気だ。このような中、プラズマ発光を用いた3D映像の空間描画の研究成果がでている。

執筆者:木村 勝己


空間に映像を表示


立体映像についての研究は精力的に行われている。立体表示のできる液晶モニターも発売された。これらは平面ディスプレイ上で両眼の視差画像を切り替えて立体的に見せるものであるが、人間の脳への負担もあり、長時間視聴での疲労感軽減も課題となっている。

別な取り組みとして空間に映像を表示する研究も進んでいる。エンターテイメントの世界での事業化もあり今後の展開が楽しみな分野でもある。ウォータースクリーンはその代表例であろう。

リアルと空間映像の演出

米国のアミューズメントスタジオでのイベントで、演出の優れた空間映像が楽しめるものがある。広大な屋外劇場の座席の前には、一面の池と中央に岩肌の山や洞窟のある舞台がそびえている。

この舞台では映画に出てくるキャラクター達が、ストーリーに添ってアクションを繰り広げる。同時にレーザーとウォータースクリーンを駆使した、臨場感たっぷりのナイトタイムエンターテイメントになっている。

ショーは映画のキャラクターの登場と共にスタート。噴水を巧みに操り映像によるキャラクターがウォータースクリーンに浮かび上がる。この映像と舞台のキャラクターが連続的に切り替わり、ショーがダイナミックに繰り広がれる。映像や演出に合わせて上がる本物のパイロ(炎、花火)や水飛沫が、臨場感を与えてくれる。

この仕組みは次ページのようなものである。
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