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世界市場シェアに見る日本企業の恐ろしい状況 破壊的イノベーションの脅威・下(2ページ目)

日本の米国企業に対する破壊的イノベーションは、米国のジャパン・バッシングといった形に表れた。しかし今、家電王国日本の現状をみると厳しい状態にある。知的財産への戦略的対応が急がれる。

執筆者:木村 勝己


成長産業の成熟

今、日本は多くの成功産業が成熟段階を迎えている。しかし自ら破壊的イノベーションを起こすことは難しい。新しい技術は一気に成熟市場を置きかえるには性能、品質として不充分なことが多い。別な市場、小さな市場で持続的イノベーションを進める必要があるのだ。これは成功した大手企業が参入するには、”まだ小さな市場規模”なのである。

ここに破壊的イノベーションで入ってきているのが、中国を初めとした東南アジアの企業群である。低いコストで贅沢な労働力の成せる技である。日本の高度経済成長の牽引をしてきた産業ほど、この攻勢に苦慮することになる。

世界シェアの現状

テレビ受像機は現在、ブラウン管からフラットパネルディスプレイに移行している。シャープは液晶で松下はプラズマディスプレイで大画面化に成功している。日本はこれからも世界をリードしていけると、一見安心できるかのようであるが、現状は厳しい状態といえる。

液晶パネルの世界シェア(10インチ以上)米ディスプレイ・サーチ調べ

画像のグラフを見てもらいたい。液晶パネルの世界市場シェアとプラズマディスプレイの世界市場シェアである。液晶では1位、2位が韓国のメーカーであり、3位、4位が台湾のメーカーだ。5位にやっとシャープの名前が入ってくるといった状態になっている。

そしてこの様なことは次ページのように、プラズマディスプレイについても見られる。
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