マーケティング/マーケティング事例

バレンタインにチョコ味のビールはいかが?

今年もバレンタインデーまで残すところ1週間。巷ではバレンタイン商戦真っ盛りといったところですね。今年はちょっと変わったこんなプレゼントはいかがでしょうか?

安部 徹也

執筆者:安部 徹也

マーケティング戦略を学ぶガイド

今年もバレンタインの季節がやってきた!

バレンタインデー
今年もバレンタインの季節がやってきた!
バレンタインデーまで残すところ後1週間。巷ではバレンタインデーに贈るプレゼントとして定番のチョコレートを始め、この記念日を機会に売上を伸ばそうと各社がこぞってアイデア商品を投入して、バレンタイン商戦を盛り上げています。今回はこのバレンタインデーに因んで、その起源から話題のギフトまでマーケティングの観点からバレンタインデーについてお伝えしていくことにしましょう。

<目次>
■ バレンタインデーのチョコレート売上高はなんと700億円!(1ページ)
■ そもそもバレンタインデーって何の日?(1ページ)
■ バレンタインデーにはどうしてチョコレートを贈るの?(2ページ)
■ チョコレート以外はこんなプレゼントが人気!(2ページ)
■ バレンタインデーに話題のチョコ風味のビールはいかが?(3ページ)

バレンタインデーのチョコレート売上高はなんと700億円!

日本でバレンタインデーと言えばチョコレート。この日ばかりはチョコレートと共に公然と想いが告げられるとあって、気合を入れて手作りのチョコレートやそれに添える他のプレゼントに真剣に悩んでいる女性の方も多いのではないでしょうか。この全国の女性が一斉にチョコレートを購入するバレンタインデーは、統計によれば1年間に売れるチョコレートの約16%、金額にしてなんと700億円もの売り上げを誇るそうです。まさにチョコレート業界にとってバレンタインデーは今やなくてはならない記念日となっているのです。

そもそもバレンタインデーって何の日?

このバレンタインデーはその名から簡単に想像がつきますが、日本固有の記念日ではなく海外から持ち込まれた記念日です。みなさんはこのバレンタインデーが実際にはどのような記念日なのかご存知でしょうか?

バレンタインデーの起源は遠く3世紀のローマ帝国の時代まで遡ります。当時のローマ帝国の皇帝はクラウディウス2世。この皇帝は兵士に愛する人ができると戦争に身が入らなくなるという理由から兵士の結婚を禁止する法律を定めました。ただ、やはり男女の恋愛関係というのは自然な関係であり、抑えることなど到底難しいものです。そこで、この法律を破って愛し合う男女を密かに結婚させていた人物がいました。その人物こそ当時キリスト教の司祭であった聖バレンタインだったのです。ところがこの聖バレンタインの法律に違反する行動はいずれ皇帝に知られるところとなり、捕らえられて2月14日に処刑されてしまいました。その後、この聖バレンタインの愛に満ちた活動を忘れないという意味で記念日となったのがバレンタインデーということになります。ですから欧米では日本のように女性から男性にチョコレートを贈って愛の告白をするというよりは、恋人同士がプレゼントを交換しあって愛を確かめ合う日として定着しています。

それではどうして日本ではチョコレートを贈る日になったのでしょうか?その起源を辿ると企業のマーケティング戦略が浮かび上がってきました。その真相とは?次ページにお進み下さい!
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