営業訪問は、恋愛に似ている!?
営業訪問は量と質の両立が大事であることを、恋愛にたとえてみるとよりわかりやすくなります。「恋愛はマメであることが成就の秘訣」であることは、みなさんも経験上よくご存知だと思います。ただしもし相手から、「この人と会っても全然楽しい時間が過ごせない」と思われてしまったらどうなるでしょう? 彼女(または彼)はあなたには会いたくありません。するとマメに連絡を取っても「しつこい人」としか受け取られなくなってしまいます。連絡をすればするほど相手は苦痛に感じ、極端な場合はストーカー扱いされることもあり得ます。
いくら「恋愛はマメであることが成就の秘訣」であったとしても、会ったときに一定レベル以上の好感触を相手に与えておかないと、成就させることは難しくなるわけです。
「時間のムダ」と思われないために
これは営業もまったく同じ。お客さんから「この営業マンと会っても時間のムダだ」と思われてしまったら、その後は訪問すれば訪問するほど迷惑がられるようになります。営業訪問では、その質を上げる努力をすることが絶対に欠かせないのです。恋愛のたとえ話に戻ると、いくら質が高かったとしてもなかなか成就しないのが遠距離恋愛。すごく中身の濃い時間を二人で過ごしても、次に会えるのが1ヵ月後や2ヵ月後だったら、やはり会う量が少なすぎます。だから遠距離恋愛は悲恋に終わりがちなのです。
これまた営業もまったく同じ。一回あたりの営業訪問の内容が非常に充実していたとしても、回数が少なすぎたらお客さんはマメに足を運んでくれるほかの営業マンの方を選ぶものです。