営業のノウハウ/営業の目標・売上管理・顧客管理

商談中のメモの精度を上げる9つのコツ(2ページ目)

今日はお客様からいろんな情報が聞けた!それなのに、後でノートを見ても何が書いてあるかわからない……。困りますよね。コツを押さえれば、そんな悪夢から解放されます。

西野 浩輝

執筆者:西野 浩輝

営業ノウハウガイド

話の構造を整理しながら聞く

お客様全員が話し上手とは限りません。Aの話を聞いているつもりが、いつのまにかCの話に変わっていることって、よくありますよね。

メモを取りながらも、話の構造を意識しましょう。話の構造が理解できていれば、ノートのどこにメモを取るべきかも決まってくるはずです。特に2つの観点を意識しながら、話が聞けるとよいですね。

●位置の把握
全体像の中の、どこの部分について話しているのか。

●関係性の把握
A=Cなのか。 A→B→Cなのか。

もし、不明であれば、確認することです。「大事なお話なので、間違いのないように確認させていただけますでしょうか。今のお話はA=Cということでよろしいでしょうか」というふうに。

途中や最後にサマリーを行う

聞いているときは理解できたつもりでも、自分の口で説明しようとすると、うまく出来ないものです。チェックの意味を込めて、サマリーをコメントしてみましょう。


「伺ったお話をまとめさせていただきます。もし間違っている点、あるいは補足すべき点があれば教えてください。 (サマリー内容)……以上で間違いでしょうか」

そして、次回自分がどのような提案をするのか、自社商品のサマリープレゼンも行ってしまいましょう。

商談が終わり次第、ノートをすぐ見直す

すぐノートを見直せば、過不足を修正することができます。場合によっては、帰社してすぐお客様に電話で質問することもできるでしょう。時間が経ってからの質問は、「忘れた」と判断され、頼りない営業マンと判断されてしまいます。お客様訪問の際は、ノートを整理する時間も、始めからスケジューリングしておきましょう。

トレーニングする

メモが苦手な方は大抵、自社内の会議でもメモを取っていない場合が多いですね。会議と言わず、全てのシーンでメモを取る習慣をつけ、トレーニングすることです。

最後に

これらを網羅できれば、あなたはかなりの商談メモ上手。ただし、最後に忘れてはいけない項目があります。それは、メモを取るのに夢中であっても、お客様とのアイコンタクトを必ずとること。もちろん、無表情でのアイコンタクトは厳禁。 表情の豊かに時々は相手を見つめ返しましょう。

せっかくメモが完璧にとれても、一度も顔をあげることがない、あるいは無表情であれば、相手に失礼です。関係が悪化したら、元も子もありませんからね。気をつけましょう。

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