営業のノウハウ/営業の目標・売上管理・顧客管理

軽視してない?メモの効用(後編)(2ページ目)

メモ上手とメモ下手の違いはなんでしょうか。あるルールを知れば、あなたのメモの取り方が今日から変わるはずです

西野 浩輝

執筆者:西野 浩輝

営業ノウハウガイド

アウトプットを起点にインプットする

では、アウトプット中のメモはどうでしょうか。アウトプットメモの典型といえばアイデア出しですね。例えば、新商品のセールストークを練るとき。あなたは、新商品のメリットや、気を引きそうなキーワードをリストアップしたりするでしょう。
あるいは、今月の見込み客リストを作成するとき。ニーズの感じられるお客、購入資金のありそうなお客をリストアップしたりしますよね。ここでは、逆にインプットすべき情報についてメモします。あなたのアイデア以外に、他者のデータ、意見など、他に何が必要かを挙げることです。これがあなたのアウトプットに対する裏づけとなって、仕事の成果を高めてくれるでしょう。

手書きメモは脳を活性化する

脳のそれぞれの部分の機能について調べる「ブレーンイメージング」の権威である東北大学の川島隆太教授の研究によると、「脳のなかで司令塔の役割をする前頭葉が、もっとも活性化するのは、脳を動かしながら、クリエイティブな作業をするときだ」と言います。

インプット情報を元に思考し、アウトプットすべき内容を書き留める。 自分の思考をアウトプットしながら、インプットすべき情報について書き留める。クリエイティブな作業です。

ですから、私はメモは手書きを推奨しています。インプットとアウトプットのたすきがけを行いつつ、メモを取る。この「たすきがけルール」を設けることを考えると、メモを取ることの難易度と有効性がわかっていただけるのではないでしょうか。

さあ、今すぐメモ上手になりましょう。

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