重要度・緊急度マトリクス
上記で示した『重要度』という考え方はたしかに必要なのですが、ビジネスマンはその目安だけで動いているわけではありません。仕事にはつねに納期があるもの。だから、もうひとつ『緊急度』というものさしも必要となってくるわけです。
このふたつ、『重要度』・『緊急度』を軸としたマトリクスをつくると以下のようになります。
あなたの仕事をこの4象限に振り分けるとしたらどのようになるでしょうか?
やらないことを決める?やりかたを変える?
「このマトリクスを作ったところで、どうなるっていうのだ?結局やらなければならない作業の量というのは、変わらないじゃないか!」
おっしゃるとおりです。よくあるセミナー等で、こういったマトリクスをつくる目的というと、『やらないことを決める』ことだと決まっています。しかし、ビジネスマンたるもの、単純にそうはいかない場合も多いでしょう。
たとえば、会社への清算書の提出。決して付加価値を生んでいる時間とはいいにくい。だからといって、やめるわけにはいかない。じゃあ、どうするか? やりかたを変えるのです。
マトリクスの4象限は、やる/やらないを決めるのではなく、象限によってやりかたを変えるべきところなのです。簡単にいうと、投入するパワーと時間を調整する、ということ。
まずは、実際にマトリクスに今もっているタスクを振り分けて、客観的に可視化することをおすすめします。
もう少しハウツーの部分はシリーズ化してご紹介していきますね。
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