タイムイズマネーを |
営業マンという仕事は、実質終わりがありません。予定していたアポ・予定していた作業がすべておわったところで、さらに一件のアポイントをとったほうが売り上げに寄与しますし、理想をあげればキリがありません。そういった仕事ですから、できるだけ余計な作業に時間をとられたくない。
お昼の間に一生懸命お客さんのところをまわった。ふ~やれやれ、なんて一息ついて達成感を感じているのに、それからオフィスにもどってドッサリとデスクワークが待っているなんて、カンベンしてほしいと思うときもあるのでは?
だから、営業マンにとって、事務処理の効率化を含めた時間管理術というのは非常に重要になってきます。これができることのメリットは2つ。
- 残業が減る。あなた自身があなた自身のために使える時間が増えます
- 顧客を訪問するために使える時間が増える。結果的に営業成績が伸びます
ということで、ムダ時間をなくすための方法についてお伝えしたいと思います。
80対20の法則
80対20の法則というのをお聞きになったことはあるでしょうか? 別名、パレートの法則。ひと言で説明すると『重要な2割が、全体の8割をつくりあげる』といった感じのものです。
●投入時間の20%が、成果の80%を生み出す。
●売り上げの80%は、20%の顧客からのものである。
●売り上げの80%は、20%の商品によるものである。
●全世界のキャッシュの80%は、上位20%の富裕層の手にある。
などなど。例はあげればキリがありません。
言い換えると、ものごとには濃淡の偏りがあり、すべてが均一の重要性でなりたっているのではないということです。特に、例をひとつめであげている『投入時間の20%が、成果の80%を生み出す』というのが、私がここで言いたいことです。
多くの人がしてしまう失敗が、この「成果の20%にしかならないことに、時間の80%を使ってしまう」のです。要は、自分の中で作業の重要度付けがキチンのなされていないということ。その結果、ムダ時間を多く作ってしまうということです。