間を取る
プレゼンテーターが早口なとき、必死なときは、間がなくなりがち。適度に間がないと、聞き手は話し手のペースについていけません。だから理解が進まず、いつのまにか集中力が衰えてしまうのです。
本来、話し手がつくる「間」で、聞き手は内容を整理しています。間のない状態は、相手の理解に気配りできてない状態。つまりあなたが「一方的に」話しているということです。聞き手が話を咀嚼するための「間」をとってあげましょう。
<短い間>
文章の途中で取る間。文字にすると「、」の位置で、間をとりましょう。カツゼツのよい方、早口な方は特に意識した方がよいですね。
理想は、通常文字では「、」を打たない部分にも「、」を打つこと。つまり、大事な言葉や数字の前と後に、間をとるのが理想です。
× この「ウルトラX」には3つの特徴があります。
○ この、「ウルトラX」、には、3つ、の特徴があります。
<長い間>
文字にすると「。」にあたる部分ですね。「、」よりもさらに長めにとりましょう。
<さらに長い間>
例えば、疑問を投げかけたとき「?」の後は、意識して長めにとるのが王道です。
また、章と章の間でも長めの間をとることを忘れずに。この章の説明が終わったことを聞き手が理解し、頭の中に一瞬の休憩をもたらします。
特にプレゼンテーターがアガってしまった場合が要注意。早く終わらせたいばかりにどんどん次のページや章に進む人を見かけます。聞き手にすれば、迷惑行為。「気がついたら、別の章に変わっていた」なんてこと、よくありますよね。とるべきところでゆっくり間をとり、深呼吸すれば、あなたも落ち着きを取り戻せるはずですよ。アガリ対策にも、有効です。
いかがでしたか。本番編としてお伝えしましたが、実はプレゼンはリハーサルが大事。まずはリハーサルで、実践してみてくださいね。
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