結婚式スピーチ=祝う心が伝わること
そもそも、なぜ結婚式のスピーチをするのかを突き詰めてみると、それは「おめでとう」の気持ちを伝えるため。それさえ、しっかりと伝われば、あとは枝葉のようなものです。
私が今まで見てきて、もっとも感動した結婚式スピーチがあります。新郎の友人のスピーチだったのですが、彼は新郎が結婚することの嬉しさのあまり、涙があふれて言葉になりませんでした。そして、それを見て新郎もまた、涙していました。
「これ以上に心の伝わるスピーチはないだろう」そう感じずにはいられませんでしたよ。
その後、誰がどんな美辞麗句を並べようとも、とてもかなわなかった。どんな言葉で新郎を誉めても、「新郎の結婚の嬉しさで泣いてくれる友人がいる」という事実以上に、新郎の良さを伝えることはできませんでした。
「良いスピーチをしよう」と考えて変な方向に走ってしまうよりも、「自分の気持ちを、○○にたくさん伝わるように」と心がけたほうが、ハートに響くスピーチになりますよ。きっと。
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ガイド野村の著書。お時間があれば合わせてどうぞ。
◆コラム[冠婚葬祭]「これだけはおさえておこう!スピーチの基本 結婚式のスピーチ」
披露宴では、友人や同僚のスピーチによって場が盛り上がり、会場が和みます。あくまで主役は、新郎新婦であることを忘れずにスピーチすることです。