プレゼンテーション/効果的なプレゼンテーション

こんな結婚式のスピーチは嫌だ(2ページ目)

ジューンブライドは結婚式スピーチが増える時期。このチャンス(ピンチ?)をいかにうまくこなすのか?良いスピーチ×悪いスピーチの違いを教えます。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

結婚式スピーチ=祝う心が伝わること

そもそも、なぜ結婚式のスピーチをするのかを突き詰めてみると、それは「おめでとう」の気持ちを伝えるため。それさえ、しっかりと伝われば、あとは枝葉のようなものです。

私が今まで見てきて、もっとも感動した結婚式スピーチがあります。新郎の友人のスピーチだったのですが、彼は新郎が結婚することの嬉しさのあまり、涙があふれて言葉になりませんでした。そして、それを見て新郎もまた、涙していました。

「これ以上に心の伝わるスピーチはないだろう」そう感じずにはいられませんでしたよ。

その後、誰がどんな美辞麗句を並べようとも、とてもかなわなかった。どんな言葉で新郎を誉めても、「新郎の結婚の嬉しさで泣いてくれる友人がいる」という事実以上に、新郎の良さを伝えることはできませんでした。


「良いスピーチをしよう」と考えて変な方向に走ってしまうよりも、「自分の気持ちを、○○にたくさん伝わるように」と心がけたほうが、ハートに響くスピーチになりますよ。きっと。

 


■関連サイト

◆「営業力がUPするプレゼン術」
ガイド野村の著書。お時間があれば合わせてどうぞ。

◆コラム[冠婚葬祭]「これだけはおさえておこう!スピーチの基本 結婚式のスピーチ」
披露宴では、友人や同僚のスピーチによって場が盛り上がり、会場が和みます。あくまで主役は、新郎新婦であることを忘れずにスピーチすることです。

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