そもそも、上手いプレゼンとは何か?上手いプレゼンの3つの要素
上手いプレゼンとは、一体どんなプレゼンテーションなのか…。 |
野村:
と言いますと?
西野:
プレゼンテーションというと、人によってはなじみが薄く感じるじゃないですか?
だから、それを身近に感じてもらうために『うまいプレゼンの定義』が必要だと思うんですよ。
野村:
なるほど。研修の中でも早い段階でそれを伝えていますよね。
西野:
そうですね。うまいプレゼンには、3つの要素があるという話をしています。その3つの要素というのが、
・話の内容が魅力的で、興味がそそられること
・話がわかりやすく、聞いていてすんなり理解できること
・話し手自身が魅力的で、話し振りから信頼・好感が感じられること
この3つを満たすことが、上手いプレゼンと定義するわけです。
野村:
研修の中では、この3つをコンテンツ・ストラクチャー・デリバリーと呼んでいるもので。以前、「営業・セールスの仕事」の記事でも、紹介していますね。
まずは得意なところを伸ばす
野村:つまり、3つの要素をまんべんなく身につけろというメッセージですね?
西野:
そういうことになりますね。
野村:
3つの要素のなかでの優先順位についてはどうですか?
人によって得手・不得手がありますが。
西野:
う~ん、それは本当に人それぞれなんですよね…。最終的には全ての要素をバランスよく高めてほしいのですが、実際にはまずは得意なところをより伸ばすように指導するかな?
野村:
実際の研修の現場の話ですね。なぜ、不得手な箇所を伸ばすよりも先に、得意な箇所をより伸ばすのですか?
不得手と思っていることは、実は食わず嫌いなだけで、伸ばす努力をしてみたらスクスク伸びるということもあるのでは?
西野:
それはそうなんですが、話し手としての『自信』を持ってもらうことを優先しているのですよ。
「苦手なことを普通に」するよりも「得意なことをもっと得意に」したほうが、自信というのはわきやすいと感じていまして。
何か「ここだけは負けない!」という箇所を持つことで話し手として自信がでてくる。そうするとその自信ありげな雰囲気自体が、プレゼンをうまく見せるのです。
野村:
たしかにそうですね。自分のプレゼンに自信が持てないせいで、妙に縮こまってしまい、本来の力が発揮できない人は多いですね。
西野:
そうなんですよね。
野村:
ありがとうございます。では、3つの要素を高める具体的な方法については、後半でお付き合いをお願いします。
【関連サイト】
■「All About営業・セールスの仕事」ガイドサイト