会議で人の話が頭に入らない。こんな悩みはありませんか? 1本のペンがあればこの悩みを解決するのに十分なのです。「集中できない」「聴けない」状態を「見える化」して、集中力を高め、聴き上手になりましょう!

《CONTENTS》●会議で人の話が聴けない……(1P目)●視線や身体の向きよりも大事なもの(1P目)●見えない意識を「見える化」する(2P目)●「意識の矢印」で読書の集中力も高まる(2P目)


会議で人の話が聴けない……

集中力アップのための「見える化」のツール
「相手の話が頭に入ってこない」

会議のとき、他の人の発言に集中できなくて悩んでいる山田さん。聴こうとしても、ついついいろいろと考え事をしてしまって、気が付くと頭にまったく入っていないといいます。

こんな山田さんに一つのアドバイスをしました。とっても簡単なことです。

「会議中に○○の○○に応じて手元のペンを動かしてください」

「○○の○○」が何かはさておき、ポイントはたったこれだけなのです。さっそく試してみた山田さん。「びっくりするほど、集中して相手の話を聴けるようになりました」と大喜び。

さて、「手元のペンを動かす」だけで何が起こったのでしょう? そして「○○の○○」とは何だと思いますか?

視線や身体の向きよりも大事なもの

「○○の○○」とは、「意識の向き」。私が山田さんに伝えたのは、「会議中に意識の向きに応じて手元のペンを動かしてください」ということです。

さて、「意識の向き」と言われてもピンとこないかもしれませんが、やってみると意外と簡単なのです。例えば、あなたは今、この記事の文字を読んでいます。このとき、あなたの「意識の向き」は目の前の文字に向かっていると言えます。

こう言われて、あなたの「意識の向き」はまた別のほうに向かったかもしれません。このように「意識の向き」は常に変化しようとしています。最初はこの記事に「意識の向き」が向かっていたとしても、次の瞬間には隣の部屋から聴こえてくる声に「意識の向き」が移ったりします。

視線の方向や身体の向きは「意識の向き」と密接に関連していますが、必ずしも同じではありません。「相手に身体を向けて話を聴く」ことは、確かに「意識の向き」を相手に向ける力にはなりますが、身体を向けたからといって必ずしも「意識の向き」が相手に向かう、というわけではありません。身体は相手に向けていても、山田さんのように「意識の向き」が自分の考え事の方に向いていることはよくあります。

コミュニケーション研修などでよく言われるように、相手の目を見たり、身体を向けたりすることも大事ですが、それよりもっと大事なのは「意識を相手に向ける」ことなのです。

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