コーチング/会議運営・面談・面接

座り方を変えれば、会議が変わる(後編)(2ページ目)

あなたの会社、組織の会議は生産的ですか? 「時間の無駄だった」と思うような会議ではありませんか? もし、会議に不満があるなら、とりあえず机を取っ払い、座り方を変えてみましょう。

宇都出 雅巳

執筆者:宇都出 雅巳

コーチング・マネジメントガイド

問題点を見つけるときには?

さて、具体的計画が一通りまとまりました。次に必要なのは、計画を見直し、リスクや問題点を洗い出すステップです。こんなときに適した座り方はどんな座り方でしょう? 何かをチェックしたり、評価したりするのに適した座り方は、下記のように横一線に並ぶ形です。
 
この座り方では、参加者の焦点は他の参加者ではなく、テーマ・アイデアだけに向かっていきます。そして、より自分自身の視点・見方に入り込みやすくなります。 このため、他の参加者の反応をあまり気にすることなく、率直で厳しい意見が出やすくなるのです。

何はともあれ、対象は明確に!

2回にわたって、机を取っ払った場合の3つの座り方をご紹介しました。いかがだったでしょうか? ぜひ試してみてください。 お気づきになったかもしれませんが、3つの座り方に共通しているのは、多かれ少なかれ、参加者の意識が共通のテーマ・アイデアに集中しやすくなっていることです。 どの座り方を使うにせよ、常に「何について」話しているのかを明確にし、参加者の意識を向けておくことが必要です。 ところで、下記はよくある会議の座り方です。机が四角においてあり、その周りを参加者が取り囲んでいます。さて、このとき参加者の意識の焦点はどこに向いているのでしょう? 
 
今度の会議で、参加者が「何について」話しているのか? どこに意識の焦点を向けているのかに注意してみましょう。おそらく、かなりバラバラであることに気づくでしょう。 仕事のかなりの部分を占める「会議」の時間。そろそろ見直してもいいのではないでしょうか?

【参考書籍】
『From Coach to Awakener』(Robert Dilts著 Meta Publications)

【関連サイト】
■「座り方を変えれば、会議が変わる(前編)」
■「「上司の悩み」解決シリーズ2――会議で意見が出ないんです……」
■「会議やデートで戦ったり、我慢して疲れていませんか? ――迎合せず対抗しない男の質問術」
■「9つのマスがあなたをパワーアップ!(1)」
■会議を効率的・効果的に運営する
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