北向きでも眺望がよければ


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眺望の良いマンションには北向きがけっこう多い。
前のページでご紹介した査定法は、マンションの向きにより、価格がどのように変わるのかを示すひとつのハカリです。最終的には、買い手が自分の主観で比較しますので、価格査定のように机上の計算で割り切れるものではありません。

むしろ、南向きのメリットをあまり感じない人もいます。北向きの部屋の方が人間は集中できるという説もあります。日当たりの良さよりも、眺めの良さを優先する人もいます。眺望の良いマンションには、北向きが多いのも、中古マンションのひとつの傾向です。

また、ご紹介した査定マニュアルでは、東向きと西向きを同じ評点としていますが、一般的には「西向き」よりも「東向き」が好かれます。夕日よりも朝日が大事ということでしょうか。西日は人体に良くないという風説もあります。しかし、これも十人十色の主観的な問題です。

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いくら南向きでも、その南側に高台があれば、南向きでも日当たりが悪いこともあります。(特に冬に影が伸びるので、日が欲しいときに日が入らないことがあります)これは、査定マニュアル通りには、必ずしも値づけができない例です。

このように、マンションの向きの評価は、絶対的なものではなくて、周辺の状況によって変わってきます。つまり、高低差、眺望、騒音、周辺の建物などの影響を加味する必要があります。

しかし、いずれにしても売り手としては、自分のマンションの長所をはっきりとアピールする意識が大切です。アピールの対象は、買い手の潜在ニーズです。「見て気に入ってしまった!」というのは、買い手の潜在ニーズにヒットする物件を見たときに出る言葉です。(この話はまた別の機会に・・・)

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